今年もまた・・

ベトナム戦争終結の日」がやってきた・・・。
昨年訪れた「統一会堂」。正門を突き破り進入してきたT54戦車(前庭に展示してある)を思い描きながら、レユアン通りを望む正面バルコニーに立った。バルコニーからの眺めは当時とさほど変わらないようで・・・・・・、とそのときモノクロ写真で見る「サイゴン陥落」のシーンがフラッシュバックするかの如く、目の前の世界の色が抜けてゆくような感覚に襲われたのです。
ベトナム戦争現役の遺跡に触れたことが脳を刺激し、意識が過去へ移動したのでしょうか。(ほんのわずか時間が止まったかのようでした。
ベトナム戦争」、僕は全く現役世代ではないが、なぜか昔から心刺激される名称である。ベトナムと云えばベトナム戦争であり、軍事大国アメリカをしても撤退を余儀なくされたという歴史や、近代戦争史上最悪の現場となった数値など、伝説とも云える記録と、未だ明らかでない原因など、様々な要因が残されているからなのか・・・。「ランボー」や、「BORN IN THE USA」などに描かれるベトナム帰り兵士への風当たりの悪さも、この戦争の無意味さを象徴している。(いつの時代も、戦争は結局なにも解決しないのだが、、
(今日ふとそんな思いに・・・