2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

最終審判

近頃様々な世紀末現象的検証が取り沙汰されている。 9.11のペンタゴン突入は航空機ではなくミサイル攻撃だった。とか、東日本大震災は米国の核による地震テロだった。などである。このようなネタが湧き上がるのは、これが事実でなくても地球的均衡が崩れ、戦…

たまには愚痴も・・

「長期優良住宅もエコポイント認定住宅も・・・・こんな新商品を羅列したような家は建てたくない。」 設計者がこんなこと云ってはいけないが、減税になるだとか、エコなのか分からない高額な新建材を使うとか、なにか日の丸主導の利権がらみの制度に従うだけ…

三ツ矢マンション

昭和30年代から40年代初頭にかけて公団や公社などにより、団地内のポイントハウスとして造られた建物で、その三ツ矢のような星の形からスターハウスとも呼ばれた。 この建物が島田荘司氏の「北の夕鶴2/3の殺人」に登場する。霧に沈む釧路平野内の広里地区。…

巨大なパイプオルガン

「神はお急ぎにならない」として、完成は未定と云われていたサグラダ・ファミリア贖罪聖堂も、現在は工事も急ピッチに進み、ガウディの没後100年にあたる2026年の完成を目指しています。この大聖堂を特徴づけているのは天に向かって伸びる先の尖った4本の塔…

谷間の家

工事現場の向こう側はビルの林だった。マンションや雑居ビルが重なり合い立ちふさがっていた。新しいものも古いものもあったが、みんな背が高かった。その足もとに、昔ながらの自分の陣地を精いっぱい守っているといった感じで、小さな二階建ての家があった…

飛鳥のガラスの靴

浦島太郎や羽衣伝説、鶴の恩返しなど日本列島には類似の民間伝承が多数分布するが、灰かぶり姫いわゆるシンデレラの昔語りが日本にもあることは知らなかった。 シンデレラは世界で一番有名な物語であるが、その起源は意外と明らかではない。グリム兄弟の「灰…

さすがに今日は・・

金環日食の話題でしょうか。世紀の天体ショーという訳で、全国(・・でもないが)話題持ち切りでしたね。朝目覚めらときには既に欠けはじめていました。月が太陽の邪魔をするくらいのこととそれほど熱のなかった桜井ですが、わずか数分の儚い出逢いとセンチ…

緑な仕事

今日は二ヶ月ぶりの造園業です。家づくりは環境づくりという訳で、最近は建築の仕様より建物の周りが大事であることを改めて理解するようになった。緑あってこその住まいであり、環境をつくっていかないと時間とともに箱物は価値を失うだけである。デザイン…

今宵のスマホ

いよいよらくらくホンまでスマホに・・。たしかに60、70になって携帯デビューする方にとっては「50、80これからだ」という訳で、まだまだ先は長い。今のうちから指先めくりの感覚に慣れておくのも悪くはない。・・しかし・・。なぜそこまでして皆を「常時接…

近所の家づくり・・

最近近所でヘーベルハウスで建てた住まいが完成した。早々に訪れた建て主の親(母様)が玄関に入って一言「せまっ(狭い)」。建て主である娘の傍らでつい口を滑らせたらしいのだ。(「い」の発声は止めたようですが)建て主にしてみればお金に余裕があって…

展望する巨大団地

2DKとか2LDKのような同じ間取りを詰め込んだ過去の団地や共同住宅は、プランの性質上どうしても子供を持つ若い世代の入居が多くなり、これは同じように年をとってゆくことを意味する。この結果最終的には建物が老人ホームのようになり、即ち後の廃墟となるの…

都市ゲリラ住居

(ハウスメーカーがつくるハウスはよく出来ていてレベルも高い。だけど環境づくりが出来ていないから、10年後は土地代だけになってしまっている。アメリカでは10年後は価値が上がるんですよ、環境づくりをしているから。日本はそうじゃない。施主が敷地ギリ…

僕もインドへ行ってみた・・

の本を図書館で手にした方からメールを頂きました。(こんな本読む輩がいるのか・・ そうです。そろそろまたインドへ行きたいなと思ってた矢先・・。「この夏インドへ行く予定です」という方から。しかも「バックパッカーでどっぷりインドへ浸かってくる予定…

家づくりの光と影

家づくりは夢や希望という光に満ちた一大イベントである反面、資金計画、生涯に渡るローン返済、先の見えない暮らしと、それまでの生活にはなかった影を落すもの。それでも誰がなんと言おうと、「それでも建てたいのが家」というもの。土俵の上で闘ってもす…

粗探し・・

先日の「むかし僕が死んだ家」だが、本格的館ものに付き物の「平面図」の添付はない。 物語りのほとんどがこの家の中で進行するゆえ、部屋の情景描写はそれなりに描かれているのだが、いくら読み返しても平面図がまとまらない。部屋を移動する際の右や左との…

桜井のオススメ本

「むかし僕が死んだ家」/東野圭吾 これも過去の書棚からの一冊。 我が子を愛せない主人公沙也加は就学以前の記憶のないことに疑問を抱き、学生時代の恋人に究明を持ちかけるところから物語りは始まるが、この我が子への虐待、幼少期の記憶の欠落とくれば、核…

桜井は桜井に

結局G.Wは読書に終わったか・・ 過去の書棚の中から「記憶の蓄積に乏しいもの」を選び出し再読した。その中で「記憶を更新するに相応しいもの」の一つに桜井亜美が挙げられる。「青の時代」や「刹那的生き方」を代表する作品で、久し振りに「ノルウェーの森…

アウトシタイネ

昨年は忙しかったことや今年パスポートが切れたこともあり、ここしばらく(一年半も)視察渡航が滞っています。しかし復興のための震災自粛も緩和されたて来たり、メディアから繰り返されるG.Wネタを目にすると、計らずとも身体がうずいてきますね。 デス…

実物模型

昨日の「完成!ドリームハウス」見ました?「間口2.7mの極細の家」はとりあえず良いとして、「家の中に4軒の家のあるびっくり構造の家」の話です。 この家は若手建築家の登竜門として知られる「SD Review2010」というコンテストで入賞した作品を実現化した…