近所の家づくり・・

最近近所でヘーベルハウスで建てた住まいが完成した。早々に訪れた建て主の親(母様)が玄関に入って一言「せまっ(狭い)」。建て主である娘の傍らでつい口を滑らせたらしいのだ。(「い」の発声は止めたようですが)建て主にしてみればお金に余裕があってつくる訳ではないし、(ヘーベルは高いはずだが)また狭い家を好き好んで建てた訳でもないので、いくら親の視線とはいえ失礼な言葉である。(本音を言ってくれる良いお母様ですね・・、
しかしこの家、外観的にはボリュームがあるようにみえるのだが、何をして狭さを感じさせたのだろうか。親の世代に造った家と、今の工業製品的な企画住宅とでは根本的に住まい環境が異なっていることはあるのだが・・。住まいに対する感覚というものは、己の住んでいる家と比較して考えることが多いため、たぶんお母様は玄関が吹き抜けになっているか、玄関ホールの天井が高い家に住まわれていたのではないでしょうか・・。家づくりってホント親の口出しに惑わされること多々ですが、ハウスメーカーというのは間取りだけでプランニングを進めますので、高さや断面の感覚を把握させずに契約を迫ります。親の近くに住むときこそマジ「設計」しましょうよ。
(近所に良い設計者がいるのですから・・