2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

聖家族

レンブラントの作品に「聖家族」がある。キリスト教絵画で「聖家族」とは、狭い意味では聖母子とヨセフ、要するに親子水入らずの三人を描いたものを指すが、広い意味ではマリアの母アンナ、洗礼者ヨハネなど、キリスト一族が加わったものを指すようである。 …

聖兄弟

聖徳太子といえば、西暦574年(敏達3年)に生まれていますが、じつは同じ年に「イスラームを提唱した預言者ムハンマド」も生まれています。(聖人誕生の年回りなんですかね、 ムハンマドが40歳のとき(614年)、彼はメッカ郊外にあるヒラー山の洞窟の中で冥…

再び法隆寺

驚きました。まだ「教科書」では、「法隆寺は飛鳥時代の建物で、聖徳太子が建てた日本最古の木造建築」となっているんですね。(ある意味間違いではないが、しかし、これが今「現存の法隆寺」に限定するとそうではなくなってくる。「教科書(最近のものはな…

イベントPR

今月29日から来月3日まで、甲府市貢川本町にある「Cafe&Gallery Vayu風(ヨーロピアンなカフェです)」で「2010・山梨宝飾デザイナー協会展」が開かれます。 「ご近所」の設計事務所の所長さんの「弟さん」も出展します。今年のテーマは「The Heart+Art」(…

遺跡説明会

近所で2年程まえから「発掘」が行われていた・・・。 新設道路が「遺跡調査区域」にあたるため、工事に先立ち「調査」が行われてきたものである。先行区間は調査を終え、既に「路盤」になっているが、現在の調査区域で「掘っ立て柱遺跡」が見つかったため、…

速い靴

この時期靴屋へ行くと、運動会シーズンということもあり、カラフルな「速い靴」が目につく。「瞬足」や「スーパースター」というアスリート風ないかにもなネーミングである。もちろんこの「速く走れる靴」はジュニア向きであるが、最近は「高学年向き」の24.…

領土問題

領土問題は定期的な紛争のタネになるが、そもそも「だれのものか」を決めること自体が愚かです。(地球は排他的経済水域のために大陸移動している訳ではありません。 1945年を境に日本人が姿を消したエトロフ島を例にとれば、これは日本のものでも、ロシアの…

とりこし危惧

Co2問題と並んでよく環境関係の危惧的ネタに、「絶滅種」の問題がある。「今世紀中に数万種類の動植物が絶滅する」など。しかし、これも本当に危惧する問題なのでしょうか。 例えば恐竜は今いません。(人類と同じ時代にいたら困るはずです)これはどういう…

中国はどうでしたか

「近くの人」が中国に行ってきました・・・。 このところ「公演延期」や「招待中止」など、ネガティブなネタが多い「中国」ですが、巨大な国のことですから、「問題」に参加しているのは「極一部の人たち」ではないでしょうか。 一昔前の中国紀行文のほとん…

LCC就航

・・・なにか・・・一箇所に留まってることが非常に耐え難くなることがある。身の回りのやつらがグローバルに飛び廻っているとなおさらである。・・・日々「吾唯足ルヲ知ル」と唱えるのだが、わき見をしてしまうこともしばしば。 そんな時、ニュースが入った…

彼岸入り

連休が多いと「何の日」で祝日なのか分からなくなりますが、逆に何の日か分かって「利用」している人も少ないと思います。敬老の日とお彼岸が近いのも、意味があるのか、ですが、彼岸が近づいた者を敬うことは大切なことです。(・・・少々トゲがあるか 彼岸…

秋の連休

ところで「シルバーウィーク」はどこへいったんでしょうか。昨年は各業界がこぞって連休のキャンペーンなる特別催しを宣伝していたように思いますが、今年は「銀色」を聞きませんね。一過性のものだったのでしょうか。「名前」が悪かったのでしょうか。(今…

918

毎年のように「対日運動」が起る日である。アメリカでいう「リメンバー・パールハーバー」や「同時多発テロ」のようなものだが、「911」ならぬ「918」は中国にとって忘れ得ない日である。 1931年(昭和6年)9月18日、満州国奉天(現瀋陽)郊外の柳条湖にある…

イチマツ

なぜか「市松」が目につく、(最近という訳ではないが)テレビの「背景」である。芸能記者会見、新作発表の挨拶、都道府県の宣伝発表、議員に関してはまさに党の看板を背負って、などなど・・・インタヴューの背景はいつもイチマツ柄である。まるでこれが現…

ドル気分

円高、円高と騒ぎたてるので「僕も銀行の外為カウンターへ行ってみた」(・・どこかで聞いたようなフレーズだが・・・、(担当は鈴木杏樹さん似の方でした。ww 後々の(?)通貨のために小額ですがドルに両替してみました。90円以下だと1割以上も増えた気が…

本の声

「Another」は不思議な本だった。 最初から「見崎鳴」の台詞だけが、なぜか「林原めぐみ」の声となって脳の耳を刺激するのだ。装画の瞳の色のせいだろうか。(綾波?灰原? このような本は「呪い」が解けてから読むのが良い。(長々封印していたがさすがに限…

左上から射す光

光りが建築空間に与える効果は、開口部の形状やその位置により様々であるが、そもそも「窓」とは「壁」があってこそ成り立つ要素で、日本の住まいにはもともと「壁と云えるもの」は存在していなかった。外部空間と一体化した「間」であり、光りが射すという…

残業

今日はいいデザインが出来た。(久しぶり・・・、 いつものことだが、期限に追われたり、初作が「ダメだし」くらったりしないと、いい案がでない。微妙なストレスが加わることで「フっと降りてくる」というか・・・、(別に神様からという訳でもないが、今日…

休日の夜には

休む前に神秘のオンガクを〜 サント・ドミンゴ・デ・シロス・ベネディクト派修道士合唱団による「チャント・グレゴリアーノ」です。 今から17年程前、スペインで「職業的合唱団ではない」本物の修道士たちが日々歌っていた原曲をCD化したものだが、発売後瞬…

摩天楼

この日付はどうしても「超高層ビルねた」なしには通れません。 航空機が超高層ビルに「突っ込む」という事件は、もちろん「911」が初めてではない。1945年、ニューヨークの象徴ともいえる「エンパイア・ステートビル」の78階にアメリカ空軍の爆撃機B25が激…

展覧会の絵

いい曲だ〜。 マタイ受難曲以来、このところクラシックを聞き始めたら、昔の(初めて買ったクラシック)CDが目についた。「ピクチャーズ・アット・アン・エキシビション」というかっこいいタイトルの音楽。ジャケットもカラフルなデザイン画でそそられる。(…

居るを楽しむ

以前、「喰う寝るところ住むところ」なんて「住まいの本質」を記した記憶があるが、たしかに「食べること」と「寝ること」は人の生活の二大要素であり、その両方ができるエリアが住まいと云える。それは空間(風雨をしのげるもの)であって、必ずしも「四角…

山上の集落

先日「酷道マニア」の旅番組があったが、世の中には「変わりもの趣味」の輩がいるようで、「酷道」とは「整備が不十分な過酷な国道」のことで、国道に指定されてはいるものの、倒木ありの、ガードレール、外灯などのないインフラとは呼び難い道のことである…

BWV244

「マタイ受難曲」は、新約聖書の四つの福音書の中の「マタイ伝」に作曲されたものである。 神の子であるイエスが十字架上で処刑された「受難」は、あまねく人々の罪を御子が一身に引き受けてくれたことであり、その深い愛によって人々は真に救われるというの…

インセインとルナティック

BOOK1)結局、ゆっくり読むことは出来なかった。徹夜です。(・・・。 ・・・記憶では「赤と緑の北欧都市の森」以来でしょうか。・・・何か身体の奥の方で熱を持たせるような話。たしかに下世話な大人が好みそうなネタですね。(一番本を読まない働き盛りの…

ようやく1Q84

図書館の蔵書というのはフツウ1作につき1冊であろう。ゆえに人気のある作品は常に「貸し出し中」である。もちろんこのベストセラー本はどこの図書館にも蔵書されてはいるが、姿を見ることはなかった。(何人も予約待ち状態である・・・。(買えよ。 ところが…

レンダリング

休日は「需要はないが造ってみたい建築」を描いてみる。(本業より楽しかったり・・・、 この想像画を描くときに使うのがCADソフトに含まれる「レンダリング」という機能である。レンダリングとは「描写する」という意味だが、一般的には「完成予想図を描く…

ベトナム語のつづき

ヴェトナムは長く中国の影響下に置かれていたことから、中国語、しかも南方系中国語より入った単語が多いと聞く。もちろん現在のヴェトナム人はその背景を全く知らずに使用しているのだとか・・。漢字発音(ニホンゴ読み)に近い単語を探してみると・・・、…

趣味の移動

このところ何を読んでいるかというと「島田雅彦」である。 「島田荘司」を読み切ってしまったので、書棚の近くにあった名前である。(それだけで?・・・「退廃礼賛」、「退廃姉妹」、「快楽急行」、「溺れる市民」、「未確認尾行物体」・・・なにやら妖しい…

耐震神話

9月1日になると、旧帝国ホテル(フランク・ロイド・ライト設計)のネタが飛来する。工事中旧館は度々火災に見舞われ、現場では工期と工費を大幅にオーバーし、発注者と設計者はクビになり、後任とその弟子によりなんとか竣工の運びとなるのだが、その落成式…