918

毎年のように「対日運動」が起る日である。アメリカでいう「リメンバー・パールハーバー」や「同時多発テロ」のようなものだが、「911」ならぬ「918」は中国にとって忘れ得ない日である。
1931年(昭和6年)9月18日、満州国奉天(現瀋陽)郊外の柳条湖にある南満州鉄道帝国陸軍関東部が謀略的に爆破した日であり、いわゆる「満州事変」の引き金で、以後15年に及ぶ抗日戦争の始まりとなった事件の日である。いずれも長い長い戦いの火蓋をきった意味で、「国民」にとって忘れてはいけない日という訳である。
今年は先日の尖閣諸島沖の「衝突事件」もあり、平年より血の気が濃いのではないだろうか。・・・まったく仲良くしたり、石を投げてみたり、忙しいですが、足元が緩んでいるのでしょうか。「対日」は結束を呼び、騒ぎ立てるには格好のエサなんですね。「同胞」と集まり、拠って集って一つのネタを肴にする。家族的社会の一種の清涼剤という訳です。(それもたまには悪くないですが、、何度謝らなければならないのでしょうか。
(とりあえず、国家主席にごまをする「親中首相」にならなくてよかった。