2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧

THE FINAL COUNTDOWN

大晦日 いよいよ「この地」を離れるときが来た。また昔みたいに暮らすことが出来るだろうか?最後の秒読みが始まる・・・ なぜか今日は「第九」と「ヨーロッパ」が聴きたくなるんですね。でも今年は来年に向けてあなたに「嵐」を送ります。あの日君と見てい…

THE MYSTERY OF THE BLUE TRAIN

「青列車の秘密」 そのままの直訳だが、これも「乗り物もの」の傑作ですね。 「やられました!」(見事な純粋推理です。アクロイド時代の第一次黄金時代の作品の一つでは・・・、 ほとんど目に見えない「伏せん」なので「アンフェア」と呼ばれることもしばし…

摩天楼の怪段

年も押し迫りましたが、また階段の思い出話でもしましょう。 初めて海外へ赴くことになったのは、最初の職場での「建築士会の研修旅行」でした。渡航先はニューヨーク。「建築家を育てる研修に相応しい?」と思われる、最先端の建築ツアーとなった訳です。エ…

ポル・ポトの掌

旅行記ではないが、また一つのカンボジアを知ることができた。 舞台は1993年、国連による総選挙が行われた後の「アンコールの観光地となる前」のカンボジア。親友の死の理由を探るため、寂れたプノンペンに降り立つところから物語りが始まる。既に知ることは…

出エジプト記

と云っても聖書ではない。アガサ女史の名作「ナイルに死す」のことだが、 いよいよ年末恒例の「リーディングウィーク」に入ってしまったようである。久しぶりに名作に手を出してしまったのは・・教授の影響が大きいが、ミステリの中には、著者の好む作品を作…

怪異な棲まい

24日はマドモワゼル・アガサではなく、ムシュー・イザヒトと「解読」をしてました。 三津田信三の「ホラー作家の棲む家」。タイトルは少々直訳的過ぎるが、「中身」は意外というかかなり異色である。ある意味「洋館もの」だが、分類では「ホラー」に属する。…

聖徳太子に会いに行こう

法隆寺の謎(10月22日参照)第七の答え 聖霊会(しょうりょうえ)とは何か? これは聖徳太子を祀る祭りである。夢殿がつくられ、法隆寺は「完全完成」した。しかし、太子の霊はいつ「暴れる」か分からない。そう考えた行信(僧)は、封印した太子を命日に復…

イヴ

休稿「私を素敵な階段へ連れてって」

午後のスケジュール

休日の研究室へ行ってみた。(守衛には忘れ物をしたからと鍵を借りた) 昨日清掃をしたようで、きれいに本が整列していた。ガラスもクリア度が増し、少し明るくなったようだ。ゴミはまとめてあるだけでクズカゴの中はまだ残っていた。つい先生の「中身」が気…

温暖化なのに寒い

朝からの好天気をチャンスとばかり「大掃除」と決め、普段お世話になっている研究室にボランティアしました。(何か使い方が違うような・・・) 最初はやっぱり「ガラス拭き」ですね。桜井流のガラス拭きは(特殊という訳ではないが)「新聞紙」です。まず、…

Another

「あのさ〜」遅ればせながらとうとう買ってしまいました。「綾辻行人」 でも勿体無いのですぐには読みません。実はタイムリーに読まないのが、「奥の手」です。以前、「龍臥亭事件」も入手してから一年以上も置いてから読みました。(ただ忘れてただけ?)こ…

メビウスの輪

究極のハコモノ 「メビウスの輪(帯)」というと、テープを一度捻って両端を留めて輪にしたもの、(結果的には8の字のようになる)すると表と裏がなくなり、片面を触れて進んで行くと、しまいには両面全て触れることが出来る「エッシャーのような」、「永久…

ガンガーの砦

「絵」が完成した。(土曜出勤 春頃から手を付けたガンガー(ガンジス河)の絵だが、宣言通り仕上げました。(完成したと云うより筆を置いた感じではあり、長く時間が経過すると当初予定の姿で仕上がったのかは不明である) 天気が良かったので、研究室(の…

冬休みの読書

夜読書すると、すぐ眠くなるか、読みきるまで夜更かしするかのどちらかである。(この時期は光熱費の無駄だが) 一頃、アジアの紀行文にはまっていたが、近頃またミステリに戻りつつある。好みの「新本格」ものの作家さんらは、コンスタントに執筆活動をされ…

コンクリートの階段

名階段散歩 大阪心斎橋に安藤忠雄の商店建築の秀作「ガレリア・アッカ」がある。この建築何が素晴らしいと云えば、もちろん「階段」である。(好きだね〜)建物の紹介写真でも外観ではなく「階段」が撮られている。その通りに、この「階段を作りたくて」建物…

夢殿とは

法隆寺の謎(10月22日参照)第六の答え 法隆寺(西院)は伽藍として完成している。にも関わらず、なぜ東院(夢殿)なる建物が建てられたのか?すでに第五の謎までをお読みになられた読者諸氏は推察ができますよね。「聖徳太子の怨霊が復活したから」でありま…

結露

寒くなると、朝窓ガラスに水滴がびっしり、なんてことが良くありますね。これ「結露(けつろ)」です。 室内の暖かい空気に含まれている水蒸気が、窓を隔てて外の冷たい空気(ガラス面)と接し、冷えて水滴になることです。(冷えたビールのグラスが濡れてく…

ルーブルの中の螺旋階段

名階段散歩 ご存知、ルーブル美術館の中庭、ナポレオン広場の中央にガラスのピラミッドがある。じつはこれが美術館の玄関なのだが、入ると直ぐ地下へと広がる大アトリウムが迎える。このエントランスへ降りる階段が「螺旋階段」となっている。中心を開けてス…

二日めの休日

早いもので師走も十三夜。(意味が違う)先日13日の金曜日を記したばかりのようだが、 そうそう!忘年会って「あっという間に一年歳をとってしまったことは忘れましょう」という会ってことが分かりましたよ。だから忘年会に何度も出席する方は、忘れたことも…

忘年会

今晩は同じ研究棟に在籍する先生方との忘年会です。「せんせいがた」ですので、歳は僕より上がほとんどです。少なからず礼儀や遠慮が必要かもしれません。(ロン髪にシルバーアクセでそのような常識ある姿には少なく見積もっても見えませんが・・・)、「は…

焼き肉の家

今日の雨は冷えますね。12月11日仏滅のみつ(万物が満ち溢れる意で、結婚、建築、移転、旅行に吉)というが、こんな寒い雨の中では、何かの祭事を行う輩もいないか。(関東地方だけかな? さすがの研究室もストーブを入れました。エアコンはあっても底冷えす…

劇的なEU議会場

名階段散歩 フランスとドイツの国境近くの都市ストラスブールは、ヨーロッパの重要な法律的、政治的な機関が集まっている。その中でも一際目を引く建物がEU議会場である。フランスのアーキテクチュア・スタジオが国際設計競技で獲得したプロジェクトだ。 …

呪い鎮めの塔

法隆寺の謎(10月22日参照)第五の答え 法隆寺の五重塔は、現身往生の塔と云われている。この塔から太子の子孫二十五人が、西に向って飛行したところからそう呼ばれている。往生とか西へ向っての飛行は単なる死ではなく、復活である。一族を往生、西行させる…

ニイタカヤマノボレヒトフタマルハチ

この隠語電文(開戦ヲ12月8日トスル)から始まった真珠湾奇襲(事実上の太平洋戦争の開戦)だが、海軍の意見も聞かず「海」で戦争をやろうとは、「神国日本の野望」ソフトのプログラマーもいかれていたのか?小回りの効かない軍艦ばかり配備して「空中戦」を…

ルネサンスな街

表参道ですか、またずいぶん場違いな田舎者には異次元のような場所に足を延ばしたものですね。(失礼、、 表参道ヒルズ(旧同潤会青山アパート)前は確かにアーキテクトアーキテクチュア(建築家による彫刻的な建築)が並んでいますね。SANNA(妹島和世+西…

休日

桜井さんへ 今日は天気が良いので朝から洗車をし、午後は久しぶりに表参道へ足を延ばしてきました。 世間では「クリスマス一色」ですね。お店は「専用」のシーズンデコレイトされ、早々と「プレゼント」の買出しらしき人々の笑顔や、スタイルの良い「暖かい…

雨の家

今日も雨。師走の雨は冷たい。 住まいに雨をデザインするのも「面白い家」の一つかも。軒樋から水車へ落とし、「雨の動き」を楽しむとか、屋根の一部を「滝」にしたり、軒樋を建物に這わせ、「竪樋」を出来るだけ使わず、「雨の流れ」を楽しむなど、建物に「…

ノーコメントです。

読者 2009/12/02 22:57 貴方は桜井京介と名乗ってブログを書いていらっしゃいますけど、どういうつもりなのでしょうか。ようするに勝手な「なりきり」ですか?コスプレをしている人たちと変わらない気がします。記述内容からも「桜井京介」でないことは明ら…

「暮れ」が始まる

研究所にも喪中の葉書が届き始め(遅ーよ)、歳暮の手配の依頼、忘年会・クリスマス会の誘い、制作費を落としたカレンダーも届き、・・・「暮れ」が始まったんだね。中高生は期末テストの真っ只中だろう。(ご苦労様。 ここも研究機関とはいえ、この一年の成…

謎の多い金堂

法隆寺の謎(10月22日参照)第四の答え 金堂には本尊が三体あるが、「真」の本尊は左側の阿弥陀如来像である。やはりこの寺は太子一族の鎮魂の寺であり、藤原一族はここで惨死した聖徳太子たちが、極楽浄土へ往生してくれなければ困るのである。阿弥陀仏とい…