レンダリング

休日は「需要はないが造ってみたい建築」を描いてみる。(本業より楽しかったり・・・、
この想像画を描くときに使うのがCADソフトに含まれる「レンダリング」という機能である。レンダリングとは「描写する」という意味だが、一般的には「完成予想図を描くこと」を指している。
ところがこのレンダリングをするには、「モデリング」という作業が欠かせない。「モデリング」とは、平面図や立面図などの2次元のデータに「厚み」(専門用語でZ方向)をもたせることで、要は「3次元のデータ」をつくることである。これは、建物でいえば「壁」や「屋根」、「窓」など各々のパーツに厚みを付けてゆくという地道な作業です。次はこの厚みを含んだものに「仕上げ材の情報」を入力します。例えば「コンクリート」とか「タイル貼り」とか「透明ガラス」などです。この一つの仕上げ情報を含んだ一つの立体物を「ポリゴン」と云い、このポリゴンを制作することがモデリングという訳です。照明器具には「灯り」を入れます。ガラスには「透明度」、反射する素材には「映り込み度」を入力します。全ての部材が出来てようやくレンダリングとなるのです。
レンダリング開始をクリックすると、コンピュータは膨大なポリゴンの情報を計算します。パソコンの能力にもよりますが、「再現」するまで多少時間がかかります。スクリーンセイバーも途切れ途切れです。(遅い、、
(絵に灯りが点るのはうれしい。しかし・・・こんな建築は出来そうもないなww