たまには愚痴も・・

「長期優良住宅もエコポイント認定住宅も・・・・こんな新商品を羅列したような家は建てたくない。」
設計者がこんなこと云ってはいけないが、減税になるだとか、エコなのか分からない高額な新建材を使うとか、なにか日の丸主導の利権がらみの制度に従うだけの住宅は面白くない。住まいを建てるなどという清水の舞台から飛び降りる人たちには、仕様に限らず全員に減税してあげれば良いし、新築すれば新しい材料を使う訳だし、古い家を再利用する人は心がエコなのだから、細かい基準など設けず、元々消費拡大の景気対策な訳(与えてやってるという上から目線)なら、ポイントも皆にあげれば良い。次世代基準に合わないローコストな住まいの建設者にはサービスをしないとは何事ぞ。なぜそこに線を引く。(・・こんな気分にならなくもない・・・という程度だが、、
もっと天然素材を使うことを勧め、性能数値より本物の材料にお金をかけることを推奨するべきと思うが。木、土、鉄は本物を使うほど高額だし、本物ほど経年変化は進むもの。「変わること」が本物であり、美しく変わることが自然本来の姿でもある。(建て主の意識改革も必要・・
日本の家の耐用年数が短いのも、建てたらメンテナンスをしない国民性もあるが、元々本物を使っていない点もある。樹齢の短い木を使い、下地は合板、生きている木の呼吸を止めてしまう高気密化。元を正せば暑い寒いを云い過ぎるゆえの発展でもある。ヒートショックのない快適な住まいになったからといって現代人が長生きになったか。今長生きしているお年寄りは断熱材のない住まいに生きてきた人たちじゃないか。などと云っても始まらない。(でも基準などに従わない自由な家を造りたいだけ・・、
(やけに・・・・こんな日もあるさ。