ボランンティアね〜

ある知り合いから、「被災地に店舗をつくる活動をしている大工を手伝ってほしい」と依頼がありました。
被災地の方は困っています。確かにそうでしょう。困っている人を手助けしてやる。それはもちろん良いことですが・・、「建物を造りたい」、「お店を造りたいので見積もりをしてほしい」というのは、被災者でなくてもの同じと思うのです。「何かをやりたいと願っている人に対してそれを出来る人が手助けをする」違いがあるでしょうか。目の前にそのような人がいれば、やはり目の前にいる人を助けてあげるべきです。遠くの被災者を助けることだけが善行ではないはずです。その大工さんは目の前に仕事はないのでしょうか。身の回りに助けるべき人はいないのでしょうか。それをせず被災地の仕事ができるのは、「己の生活には困らない」ということです。そもそもボランティアというのは「喰うための仕事をしなくても良い人」が行う行為であり、行き先では「自己完結(人の手を借りずに衣食住を行う)」の上で、人助けをする訳です。行為を否定する訳ではありませんが、誰もが出来ることではありません。また手を染めずに善行というだけで同調する人も、やはり生活に余裕のあるゆえのアイディアと思うのです。
(・・・失礼いたします。