お金をかけるなら・・

中途半端な手直しはやめましょう。デザイナーとしても手をつける以上「かっこ」悪い状態を放置しておく訳にはゆきません。容姿を落している悪性の部分(マイナス面で目立つ箇所)は取り去りましょう。これを撤去することが再生の根幹です。クライアント様もそれがネックなところとして分かっているはずです。ましてそれを残したままの増設は、工事の納まりが悪く、雨漏りの原因ともなります。旧デザインを残すことは、新しいデザインの邪魔をしますし、統一性のない、二股をかけたような付けたしのデザインになってしまいます。道路に面する店の容姿を気にされているのであれば、住まいの一部が欠けてもデザインを優先させるべきです。必ずイメージアップにつながります。
・・とここまでは正統なデザインをする場合の提案ですが、悪いデザインを残したままでも、アバンギャルドなとんでもないデザインをさせて頂けるなら、それすら目立たなくさせることは出来ます。クライアント様如何いたしましょうか・・。
(桜井商店建築研究所