打設後・・

桃畑の秘密基地進捗状況
コンクリートを打設した翌日は雨となり、そろそろ暑くなり始めたこの時期にコンクリートをゆっくり乾燥(水和反応)させる意味では恵みの雨となった。コンクリートは打設後内部の気泡が遊離水(セメントと反応しない水)と共に上部へ抜け出る。この工程がしっかり行われる前に硬化してしまうと密実でなくひび割れの多いコンクリートとなってしまう。これを防ぐためには打設後の養生(早乾燥防止)が必要で、早期に気泡を抜くため表面を叩く(タンピング)やコテで強く押させるなどの処理を行い、表面が硬化した後は散水など湿潤状態を保つことが必要になる。しかし実際には手間がかかることやコンクリートの性質まで把握する作業員は少ないため、この作業が行われないことが多いのは残念である。そんな訳で打設後の雨は大いに歓迎すべき天候なのである。

(2日目3日目は暑かったためやや養生が不足している状況