「洋風の家」

今日はまた県外の現場視察です。経費節減のため土日にしています。(高速1,000円)
建て方から20日目。焼き斑(むら)のある瓦も葺かれ洋館らしくなってきました。確認内容は構造材の接合金物や取付け方法などを主に、大工工事の「納め方の雰囲気」をさぐることです。(ミシュランの刺客ではありません)
日本人はなぜか「洋風の家」というと西欧か南仏エリアの住まいを好む傾向にあるようです。たしかに洋風=欧羅巴(洋ろっぱ)であるから米国ではないし、日本は温暖地域に属しているので英国以北の北欧なども元よりイメージがないのかもしれない。この物件も例に漏れずスパニッシュである。とはいえ規模的な制約などで、パティオ(中庭)のあるような本格的な西欧のコートハウス(庭を囲んだ家)という訳にはいかない。まして雨の多い日本では雨仕舞いの点からも適しているとは言い難いのだが。(でもコートハウスってミステリっぽくていいよね・・、)
しかし「普通の家」とはいえ、当研究所が「国内向けの西欧の家」をつくるなら「洋風の家」ではなく、「一癖ある洋館」をつくりたいと考えています。
(山梨市の駅前などはなぜか擬西欧風な建物が多いが、どこか「疑」なんですよね・・・、