範疇論(序)

範疇論科学の講習会に顔を出してみた。
それによると範疇論科学とは、世の中には書いてあるだけ、聞いだだけを含め「滅多にしか起こらない、或いは目には見えない現象」があったり、「一度しか起こらなかったこと」などがあります。いわゆる「不思議なこと(超常現象)」がときどき起こります。けれども、世の中の科学界は見て存在し続け、触って存在し続ける事・物を対象にしてきましたので、これらの現象は無視、または切り捨ててきました。(たしかに)
一方、これらの不思議なことの大部分は宗教がらみで起こっているということがあり、「不思議なこと」を起こした宗教家の行動をみて、教祖の云うことを信ずる気になるからです。信ずることは宗教の基本的態度ですから。しかしこれを無条件に信ずる者を狂信者(カルトの態度)として、結果怖いということになり、「科学の対極」にあるものと位置づけてしまうのです。
この科学界では相手にされない「不思議なこと」や「発生確率の低い現象」を「事実」として捉え、なぜこのような現象を「神や宗教がらみで発生するのか」、なぜ「発生確率が低いのか」、なぜ「見えないのか」、その理由にどれだけ真理が隠されているかを考え、この不思議なことを「科学の範疇に入れよう」と考えたことから始まったらしいのである。さらにこれを「範疇論科学と呼ぶことにした」というのだ。
(・・・哲学的な構えが必要な学問である。(-.-)y-~~~