モザイク

とくにイスラームの建築や芸術に多用されている「モザイク」だが、・・・(この個人を特定しない「放送禁止」ためのモザイク処理は、偶像崇拝を禁じたイスラームの「モノを神と特定しない」ための表現方法と意図を同じくしている。
モザイク芸術は、その気の遠くなるような膨大な作業量が美しさに変化したもので、この表現方法は、姿を特定しない図柄、すなわち「抽象画」こそ威力を発揮するようである。
モザイクタイルはいい、、
以前商業施設の壁に、「破砕タイル(割った破片タイル。今では最初から割られたものが商品化されている)」のモザイク貼りをしたことがあるが、黒い下地(タイルボンド)の上に様々な形のタイルが冴え、感動したのを覚えている。(目地なしがいい。
「目地なし」とは、タイルとタイルの間に目地材(白い部分)を入れないことで、タイルボンドの上にタイルを押し付けるように貼っただけの仕上げ方である。タイルの小口(厚さ部分)が見える貼り方で、「エッヂ」が際立ち、「タイルが壁になって(埋もれて)しまわない」独特のテクスチャ(肌)をつくりだす。
「モザイク」。この小さなタイル表現は、絵画で云えば「点描画」と同じで、「点」の集まりであるため、ゆえに「大きな面」に使うほど効果的である。(ガウディの奇建築の元もまさにモザイクですね。
(この「破砕タイルを全面に貼った箱の家」、だれか依頼してくれませんかね。