カンディンスキーの誕生日の翌日

超「芸術家」である。彼の名前を知ったのは、以前いた研究所のライブラリーにあった作品集によるもので、所長の趣味でもあったため、伝心なのかこの異質な画家の作品を好むことになった。もう一つの理由は、この意味不明な作品には「最適」といえる場所にあるからである。「渦巻き」が有名なニューヨークのグッゲンハイム美術館フランク・ロイド・ライト設計)に抽象作品の代表作が所蔵されているからなのだ。
しかし、彼の最も優れた作品はそこにはない。(・・・。)それは「人間の死と救済の黙示録的情景」を描いた『即興19』である。(ミュンヘン市立美術館蔵)この作品は1911年3月13日、一日で描かれたという。カンディンスキーは「即興」を「内的衝動の無意識の表現」を呼んでおり、抽象表現に向かっていた時代の代表作である。美しい「色」で描かれた表現は、左側を世俗的に関連した部分、右側を精神的に関連した部分として、区分けしてあるという。(・・・よく分からん。。岡本太郎みたい、と云えば分かるだろうか。丸や三角、四角など、デザイン画のようなスタイルは、同時代のライトの装飾デザインとかぶるところもある。(シンプルモダンというか、白い家など、これまた部屋のインテリアに最適な作品郡である。
(ライトと同じく、後年「若い奥方(美女)」を取得している。ww