色はむずかしい

「形」や「空間」をデザインする中で、「それ」に伴う「色」というものは本来「付属」してくるものなので、「設計」が上がった(終了した)とき、「さてここは何色にしようか」などとは普通はならない。
しかしまれにだが「この色だ」という決定力に欠けるときも多々ある。(全然「まれ」じゃないじゃん)例えばリフォーム物件などで、『デザインの範囲が及ばないヶ所が残る』場合である。予算の関係上全てをリニューアルできないため、「旧色」が「新空間の色決め」を妨げるのである。(痛いところ)もう一つは、『クライアント(決定権のある施主)が複数存在する』場合、これもイメージが重複し、色を判断する思考力が濁ってしまうのである。
また、色の決定が難しい要因の一つに、「素材」には表現できる色の範囲に限度があることが挙げられる。(当たり前であるが、材料の持つ原料により可視光線として反射できないものがある訳だ。(どこも(NTTではない)好きなイメージの色に出来る訳ではない。(特に「本物に近くなる程」色の範囲は少ない。逆に「クロス」などのニセモノ程「多色」である。(最近の「塗り物」では「世界に一つだけの色」というコピーでオリジナル色をつくるサービスが始まっていますね。
(今回は『その両方』が重なってるんですよ。(・・・、