冬の夜長に

結局「忘年会」にはなりませんでしたが、(・・・、(今日は一段と冷えますね。
冬は読書のシーズンですね。今日は鉄道好き「○○テツ」(○○には各自好きな方法を入れて下さい、)にオススメのミステリ(鉄ミス)をいくつかご紹介しましょう。(誰やねん。
僕の好みからすれば当然「島田荘司」ですが、氏の作品なら「死者が飲む水」、「夜は千の鈴を鳴らす」、「出雲伝説7/8の殺人」、「奇想、天を動かす」(いずれもカッパ・ノベルス)がなんといってもベスト4です。
題名が目を引くのは、「アガサ・クリスティー殺人事件(河野典生祥伝社ノン・ポシェット)」ですね。名探偵ポアロは実在の人物で、「オリエント急行の殺人」は南インドで実際にあった事件をもとにしている、という設定の技巧的なインド鉄道ミステリ。
「田舎もの」なら、「鬼首村の殺人(篠田秀幸・ハルキノベルス)」。名探偵・弥生原公彦が鬼首村の童謡殺人に挑む横溝タッチのミステリだが、その裏には国鉄史上最大の謎「下山事件」の真相が隠されている。(・・・そうだったのか、
「消失もの」なら、「列車消失(阿井渉介講談社ノベルス)」(タイトルがそのままだが、大井川鉄道の車両が乗客ごと誘拐され、身代金の受け渡しに寝台特急日本海2号〉が指定された。ループ線で起きるさらに奇々怪々な事件。他には西村京太郎の「ミステリー列車が消えた」もある。そうそう西村京太郎といえば、「トラベル・ミステリー」の立役者。「寝台特急殺人事件」から始まるが、氏の作品は初期のものがやはり優れている感がある。
その先輩にあたる「時刻表もの」の先駆者と云えば、「鮎川哲也」ですね。「ペトロフ事件」や「黒いトランク」、「黒い白鳥」・・・(・・・、鉄ミスなんてあり過ぎてきりがない。
(・・・教授の読み方にはかないませんが、・・・電車に酔いましたか?