ノルウェイの森

内容はともかく、よく70年代(69年だが)の姿(社会)を再現したものである。(といっても全く知らない時代なので「よく」とは云えませんが・・・、学生運動盛りの大学キャンパス、アパートといえば「同潤会」風な役所的つくり、初乗り100円タクシーに黒電話、トンボのようなサングラス(冴えないファッション)など、「ノスタルジック」という「色の付いたセピアカラー」に染まった世界です。(マツケンもブリーフ姿はいやだったろうな・・、今より自由で将来の夢もあったであろう時代ゆえの苦悩、自虐的な思想、言い換えれば「退廃的」な世界だったんですね。(フォークにヒッピー、ビートルズ
原作は読んではありますが、(とうに忘れた)読んでもキズキの自殺はよく分からない。(既に若者ではないので、連れ添った片割れ(幼馴染)が亡くなったからといって、生きて行けなくなるという感覚が理解できなくなっている。(やば、)でも携帯のない時代、「赤でんわ」で彼女へかける「つながらない電話」(なんとも切ないね〜(古き良き時代ってか
36ヶ国語に翻訳、国内売上げ累計870万部のロングセラーとは、皆「こういうの」好きですね。(たしかに初めて読んだときは・・・##、(なんだよ!
(なぜか今宵はビートルズではなく、「メサイア」です。(冬は宗教音楽似合いますね。