「8Daysバックパッカー」

記憶が薄れる前に、そろそろ「アウトシテミル」をおさらいしてみようと思います。初日の午後2時過ぎ、タンソンニャット国際空港の税関を抜けた後から「物語り」は始まります。
トイレを済ませ、サングラスをかける。(これはいらん誘いを避けるため)空港の外へ出ると、ツアー客を待つ現地ガイドらがフェンス越しに無数に並んでいた。(もちろんフリーの客を狙うドライバーなども構えている。僕はその中を他人事のように通り抜け、「152番」のバス停へと急いだ。
既に2台のバスが停まっており、「ベトナム人ではない」東南アジアの女性たち数人がバスの前に並んでいた。(何やら悩んでいるようであるが、他人のことを心配する余裕はないので、近くにいた運転手らしき男に「コー・ディー・チョーベンタイン?(ベンタイン市場行きですか)」と訊いてみた。・・「ヤ(そうだ)」と答えてくれた。(152番なので当然だが)すると、その女性たちが僕に何か問いかけてくるではないか。「○×◇#♭・・!」(英語だと思うのだが聞き取れない。(・・・。)何となく「何分毎に出るのか」と聞こえたので、「15分(もちろん英語ですよ)」と答えておいた。なにやら「15分だって〜」と他の者に話すとまた、「△□○×#・・」と云うので、「分からないよ」とゼスチャーしその場を離れた。(・・・「現地語」は難しいすね。到着早々のミッションでした。
運転手がバスに乗り込んだので、皆釣られて乗るが支払い方法が分からない。まもなく運転手がチケットを配りはじめ、その後で運賃の徴収にきた。(その場で現金払いなのね。ワンマンバスってやつ。3000ドン(≒18円)、「値上がり」はないようです。(乗れた。
安堵からどっと汗が出てきた。さすが32℃やね。空港を出てしばらく進むと学校の帰りなのか、女子高生が乗ってきた。(?エアポートバスといっても路線バスと兼用なのね。っていうか女子高生は「アオザイ」なんか着てないし!(・・・、(ま〜日本人が着物を着ないのと一緒か、確かに暑い中ではおしゃれは不自由だよね。(白いワイシャツもなかなか似合いますよ。(どこ観てんの、)
街中へ入ると雨が降ってきた。先ほどまで暑いくらい良い天気だったのに、たぶんスコールでしょう。じきに止むさ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・全く止まない。それどころか土砂降りに!しかもカーブをきる度に、ガラスのシールが切れてるのか天井との切れ目からシャワー(・・・。)・・・なぜ事実もこう物語りみたいにしてくれる訳?
(初めてのバスの旅はつづく、