もやもやホテル

どうにかホテルへ戻りました。ヴィスナさんは帰路の選択を誤ったことを苦笑いしていましたが、「笑い話」となりました。(一時はどうなることやら)
「ありがとう」と言葉だけではお別れは出来ないようです。「今日半日のガイド料」を請求している顔です。ダメもとで3$渡してみました。(とんでもないという目をして)「今日一日案内したんだ。安すぎる」、「あのさ〜あなたが勝手に乗せたんじゃないか、私はお願いしてないよ」、「・・・、」(目が怒ってる)「ならいくらだよ」、「15ドルくらいは」、「はい?」(アンコール遺跡をバイクタクシー一日貸切で10$程と聞いていた。雨の中ご苦労なことだが半日である)(・・・。)手にしていた3$を取り返し、10$紙幣一枚渡した。「・・・、」(まだ唖然としている。勝手にしろ)その場を離れ「じゃ明日ね」振り返らず階段を上ってしまった。(しるか!)「バタンっ(ドアの閉まる音)・・・、」
その後(翌朝まで)もやもや憂鬱な気分が続くのである。(15$、1300円じゃねーか、片道40分もかかる所へ連れていってくれたのだから・・・物価が違うとはいえ、大人げなかったか・・・旅は始まったばかりで財布の紐はきつく、元々僕の計画には「観光の足代」含まれていないのです。・・・迎えに甘んじたのは己の弱さで・・・、夕食をとる元気もなく、シャワーを浴び、横になりました。
時間ばかりがあるのでいろいろ考えます。(いっそのこと明日はヴィスナに頼まず、早朝一人でバス会社へ赴くか)しかし残念ながら手持ちの地図にはこのホテルが載っていないので、「居場所」が分からない。(フロントに聞けば分かるだろうが)正直バス会社までの道順に自信がない・・・そもそも「やつ」は迎えに来るだろうか。待ち合わせ時間まで迎えを待ってから歩いたのではバスに乗り遅れる・・・(どうする。(頭の中は靄がかかってます。
荷を調べていたら「指差し会話帳」がありあません。(雨の中トゥクトゥクを降りる際忘れた・・・・・ヴィスナが持ってる)→決まりです。迎えを待つしかありません。(彼なら届けてくれる気がしました。(・・・ポル・ポト世界の如く、暗く憂鬱なプノンペン入国となりました。(なにやってんだか、、
雨は降り続いています。「雨季」が長引いているようです。
〔本日の出費〕初日の宿泊代18$、フランスパン4000VND、カンボジアビザ22$、シェムリアップ行きバスチケット9$、今日のホテル代20$、昼食代7500R、キリングフィールド入場2$、トゥクトゥク代10$でした。
(さえない2日目の帳がおりてゆく。
(近くで花火が鳴っています。2010年も過ぎてゆく・・・