応急危険度判定要請か

今日ようやく建築士会から連絡が入った。(少々遅い感もあるが・・、)今回の東北地方太平洋沖地震(=東日本大震災)に対し、応急危険度判定の支援要請が「あると考えられる」という、「計画停電」のような指令である。これは前回の新潟県中越沖地震の際、手続きや移動手段等で、「迅速適切な対応が出来なかった」ことの反省から、実際に要請が来る以前に、判定士の確保をしておくという準備操作である。
まだ要請はないので、日時は未定である。(当然だが)しかし日時を抜きにして、参加出来るかを問うのは全く「東京電力」と同じである。派遣先は東北地方(あまりにも漠然としている。福島はないだろうな)、派遣日数は2泊3日、足はバスが用意されるらしい。(この足だが、前回はマイカーでの移動であったため(しかも役所の方だけはバスが用意された)、参加者の不評を買ったこともあり改善されているようだ)
応急危険度判定とは、被災した建物の「危険度」を調査し、「調査済」か「要注意」か「危険」かを判定する業務で、被災地での専門家(建築士)の確保が出来ない状況を考慮し、未被災地から派遣して行われる災害支援業務の一つである。これを行うのが各都道府県に登録されている「応急危険度判定士」で、特別に講習を受けた建築士が資格者になっています。
(さて実要請は来るのでしょうか。