ようやくキッチン

建築資材の不足は深刻のようで、特に「合板」や「キッチン」などの工場が被災したためか、これらのものが著しいようである。現在建築中の現場でも、通常は仕上げ工事である「衛生機器の取り付け」段階になってもまだ「システムキッチン」が未納の状態であった。巷でもこのような現場ばかりと聞く。復興支援の「仮設住宅建設」もこの「資材不足」が響き、予定着工数の一割にも満たない状況のようである。
経済流通に支障が出て初めて、今の世の中は「余剰を持たない自転車操業」で成り立っていることを知り、逆にそれほどに「完璧な物流社会が出来ていた」ということでもあり、電子社会を含めて、改めて「ハイテクは災害に弱い」ことの裏づけともなった。(・・・地産地消は地域防災にもなりそうです。
昔から木材なら100km以内、「水と豆腐には旅をさせるな」なんてのもありますが、あらゆるものを海外からの輸入に頼ってる我が国では、社会情勢でいつ「孤島」になるか分かりません。(ボランティアに「自己完結」を要求するばかりでなく、そろそろ「自給自足できる国」にシフトする必要があるのではないでしょうか。(「遠くの親戚より近くの他人」と類似する水と豆腐の話。
(・・・話しが反れましたが、今日ようやくキッチンが入荷しました。