建築費の話

家を建てるときの費用は、大きく「建築工事費」と「諸費用」とに分けられます。このうち建築工事費には建物本体工事費と、別途工事費と云われる費用、設計料(監理料含む)の3つがあります。
この「本体工事費」なる項目ですが、これは先の別途工事費と云われる「既存の解体費や、地盤改良費、外構(エクステリアや造園)工事、カーテン工事、空調工事、屋外給排水工事、引き込み工事等を除いた純粋な建物のみの工事費」で、「坪(3.3㎡)当り○○万円」といった表示で表される額のことですが、この「本体工事費」だけでは当然ながら家は建たないということは分かりますね。これに上記の2つが加わり、「建築工事費」となる訳です。家を建てる際はさらに「諸費用(後日記載)」が必要になりますので、全体の総費用からすれば、建築工事費はまだまだ7割程に過ぎないのです。プランを練る際、チラシなどの坪単価で家の大きさを考えてしまうと、大幅に予算オーバーとなるので注意が必要です。
(設計者より、、