飛び火試験の不可思議

一般受けしないつまらないネタになるが・・、
「シート防水」などの防水屋根材に「飛び火試験合格品」というものがある。これは隣家の火災などで「火の粉」が飛んできてもその屋根材が溶けたり、穴が開いたりしないというもので、それなりの「検査に合格したもの」だ。これはつまりそのシートそのものが「火の粉に強い」と思いたい。ところが不思議なことにその下地の仕様が関係してくる。通常木造の建物なら下地に合板が敷かれるが、この「合板下地とセット」で認定が取られているため、逆に云えばこのセット仕様以外は認められないというものである。・・なのでその合板の下に断熱材などを貼りつけると「不合格」となる。(??)だってシートそのものが燃え難いから合格してるのではないの?しかも認定された下地のさらに下に他のものがセットされたからって、一番上のシートの仕様に変化が出るのだろうか?(燃えやすくなるのか?)そもそも合板だって「可燃材」なのに・・
・・建材の防火認定の基準は全く持って理解に苦しむのである。