葉桜の季節に

君を想うということ。
叙述トリックなのでしょうか・・。(少々アンフェアな感もありますが)してやられました。ミステリというより冒険小説(悪に挑む正義の物語)というスタイルで、事件を直接体感できる趣きでしょうか。遡った時間を挟むことで「現在の姿」が曖昧にされ、ミステリを超えたリアルな行為描写が既にフィルターをかけられた世界への入り口だった訳です。(落とし穴だった・・
読み始めると止まらないタイプの作品で、読後「すっきり」(しないか?)する完結品です。(秋の夜長向き作品といえる)素直にカンドー。でしょうか。
という訳でオススメ本。。ですが、、
この後味スッキリ!「お年寄りパワー」作品といえば、森村誠一の「星の陣」(タイトルもいい)です。(カッパノベルス上下巻)若者にはない真の強さを持つ男たちが世の悪に挑みます。
(花の命は結構長い・・