断熱的生活を

省エネが叫ばれて久しいが、エコ社会とともに住宅の断熱性能の底上げも留まるところがない。ペアガラスが標準化されたのは過去の話。断熱材の比重や厚さも次第に次世代省エネルギー仕様が標準化しつつある。既にエコポイントの申請(新築住宅)には「断熱等級4」が要求され、一昔前なら寒冷地仕様並の性能である。
地球温暖化が進んでも人は豊かな生活とは寒くない生活と捉え、暖房を緩めることをしない。一年中快適な温度を好むように「進化」してしまっている。(ゆえに省エネは終わらない・・。
近く断熱等級4が標準化されるに至り、既にサッシメーカーはLow-Eガラスのペアガラスを標準仕様にした商品をつくり始めた。住宅の性能が高くなるのは良いことではあるが、建設コストは仕様の高級化に伴い上がってゆく訳で、標準的な住まいを手に入れるのさえ標準的でなくなってくる。スペックを上げるよりも住まい方の工夫も必要ではないだろうか・・。
(次世代的身体能力をつけたほうが・・。