立体的平屋

作りかけだった模型。所々手直しをしながらとりあえず完成させる・・。
平屋というとフツウ1階建てのことですが、これは間取りが全て同じフロアにあるというばかりではありません。例えばロフトや屋根裏部屋と呼ばれるスペースも、天井の高さを抑えれば上階に乗せても「2階」とはなりません。「階」にしなければ階段もいらない訳で、面積の節約になります。子供部屋などは勉強部屋と寝室を分けても良いですし、各自の収納も小屋裏に設けてしまえば良いのです。さすれば貴重な1階の面積を子供部屋に多くを占領されなくて済む訳です。
平屋の建物はどうしても基礎、外壁、屋根の面積が「床面積当たり」大きくなり、坪単価は高くなってしまいます。コストを抑えるには建築面積(1階の面積)を抑えることが大事ですが、家はただ小さいのでは夢がありませんので、少しの高さ方向を利用したコンパクトでありながらまるごと居住空間(外殻の内側を有効に利用する)のような1階建てが経済的に有利な住まいになってくると思います。これがいわゆるジャングル的スケルトンです。
(空間に艶味をもたせた住まいつくりましょ・・

大草原の小さな家の好きな方へ・・