4日も休んでしまった・・

何処へ行っていたのかは別として・・、仕事は休んでも読書は止めません。（・・・、
米澤穂信の古典部シリーズ、御手洗潔のメロディ、ドキュメント聖地エルサレム。古典部シリーズはアニメ化の影響で手にしたものだが、一度映像化されたものを見てから読むと、各キャラが自然と動き出してより楽しめるかもしれない。（キャラに萌えないように・・。
この御手洗ものは短編集で、特にボストン幽霊絵画事件はヤングシャーロックとも呼べる御手洗潔のハーヴァード時代（年齢は高校生）の事件を扱った傑作で、天才ほら吹きとも云えそうな鋭い話術は既に健在です。花粉症を扱った「IgE」もホームズの如く、ほとんど椅子に座ったまま解決する非現実的推理力が炸裂します。そのタイトルは音楽を聴くように、リズムや旋律からその背景を流れるように言い当てるところからでしょうか。
ドキュメントとはまた固い読み物ですが、古よりユダヤとイスラームが衝突を繰り返してきた、血で血を洗う惨劇は十分ミステリに通じます。過去幾度となく和平交渉や国際判断に委ねられましたが、解決は見えそうもありませんね。もともと祖国のなかった民族を分けることは難しく、聖地の重複する分割できないエルサレムに線引きなどは出来ないからです。（信仰を超えた共存は出来ないのでしょうか。
（友は様々な想いを供給してくれます・・