夏のインテリア

は何と云ってもタタミですね。日本の足下にはこれが一番です。なんとなくヒンヤリしていて蒸れないし、素足にもっとも適した床材です。フローリングも無塗装の無垢材なら良いですが、、直接横になれる点でタタミに軍配でしょうか。でもなぜか1軒に一間あるかないかの少数派になってしまったのはなぜでしょう。椅子式の生活になったことが理由として大きいでしょうが、実はそういう欧米化とは別のところにタタミ離れはありそうです。
畳の部屋を今でも和室と呼ぶように、日本人の心にはタタミの敷かれた空間は「座敷」とも呼ぶ何となく格式ばったイメージがあり、来客用に空けておくよそよそしさのようなものがあるのです。空けておくゆえに和室には物を置きにくく、美的さやつくりにも同じことが云えます。つまり部屋としての概念が固定してしまったのです。
そんな使えない部屋を造る余裕がなくなったのではなく、和室には凛としていてほしいという願望から、生活スタイルに合わせるような改革をしてこなかったところに要因があり、予備室としてのみのおまけのような寂しい立場でしか採用されなくなってしまいました。
・・・しかし、、こう暑くなると南国の住まい的な自然素材は客間だけでは収まらなくなりますよね。(暑い国の生活を見習わなきゃ。
(タタミの部屋でプシッといきたいです・・。