予算に合わせます。

設計見積もりや概算工事費というのは、予算計上と同じで含みを持たせて算出しますので多少多めに見る訳です。実際設計が終わり、数社へ見積もりを取ると通常サイズの住宅でも100万円前後は開きがでます。この段階で当初の予算を超えている場合は、通常は最安値を提示した業者と協議をして減額交渉をします。それでも予算内に届かない場合は、設計変更や仕様変更をして工事費を落とすことになります。
また現在、箱ものの少ない厳しい情勢ですので、建築業者には苦いことですが、かなり勉強（値引き）しないと受注できない時勢でもあります。それに付け込む訳ではありませんが、予算協力を十分期待出来きます。その意味でも自由競争の可能な設計と施工を切り離した家づくりが適しています。
先日、各社の見積もりが1600万円前後（平屋の小さな住まい）だった物件が、軽微な仕様変更と業者の協力により、1250万円になった例もあります。ですので、2500万円程の物件ならある程度の予算合わせは可能と思われます。
何れも正しく予算を考慮した設計を行うことには変わりありませんが、住まいづくりは多種多様な選択のある設計から入ることをお薦めします。
（コストメンテナンス設計事務所