また週が明けた、・・なんか引きこもりのようなセリフだが、

ご近所さんの住まいを勝手に提案して届けてみた。(若い頃の安藤忠雄がよくやっていた方法だな)
建築家は依頼がなくてもこの場所にこんなものを作ってみたいと考えるらしいのだ。
家など建てる考えのない人にも
「○○さん、あなたの敷地にはこのようなものを建ててほしいと土地の神様が私に告げているのですが」
「今のままではこれから良くない事が起こるかもしれません」
「これまでもあまり幸せな人生ではないようにお見受けしますが(失礼)」・・・、
(これでは霊感詐欺商法じゃねーか!)
これは冗談ですが、土地には本来の姿というか、見合うものというか、在るべき姿のようなもは存在するように思う。・・・これも言い訳だが、・・仕事というのは自分で作っていくことが必要であると思う。・・・仕事ほし、・・10ルピーでいいから・・・(インドかよ!)
建築探偵たるものは前向き(constructive)でなければならない。That's right!
(コンストラクションとディテクティブの造語?うまいな〜建築と探偵か・・・)

インド日記つづき

 キャビンアテンダントは当然中国のお姉さん方です。昭和30年代風の少々冷たさのある美人です。まもなくドリンクサービスの時間ですが、はっきりした言葉で頼まないと別のものが手渡されます。英語が通じないようです。(てめーの発音のことは棚にあげてます)いつもならビールですが、初日からアルコールで胃に負担をかけるのはやめ、安全策で伝わりやすいコーラを頼みました。食事の時間もチャイニーズティーでアジア気分に浸ります。
英語の件ですが、僕がお茶を頼み相方も同じものと「Me too」と発声したはずですが、ビールが出てきました。「ミートゥー」が「ビールー」に聞こえたのでしょうか。発音が悪いのか、日本人が英語を使うとは元より考えていないのか、やはりストレートに答えたほうが良いようです。ビールは即返却しましたが、インドの前に「中国の旅」が始まりました。
当初の予定より1時間近く遅れ18時20分、北京インターナショナルエアポートに到着しました。気温5℃、夏のような日本からTシャツ姿で来てしまった僕らはまさに「馬鹿んす」です。
この空港、北京五輪のために造られた最新の空港です。英国の建築家、ノーマン・フォスター卿が設計した世界最大のターミナルです。全長が3.2kmもある建築物とは思えないデカさです。中国が国家の威信を賭けた世界の玄関口です。三角の天窓がウロコのように散りばめられた龍を表したデザインで、内部もアルミのルーバーが天井を覆うデジタルなデザインです。壁はほとんどガラス張りで広く明るくワンルーム的な造りはデザインばかりでなく、巨大な中にも案内の分かり易い空間となっていました。
外部の走行路や滑走路はギガバイト的にでかく、本数も多いため着陸してから接岸するまでの時間が少なくて済みます。成田のように20分も30分もかかりません。国が大きいので当たり前ですが日本負けてるぜ、「ごね得」なんか許している場合ではありません。ここはまさにキングオブ・エアポートです。
僕らは乗り継ぎですのでトランスファーゲートへ進みます。(トランジットのほうがしっくりくるのですが)通過税関のカウンターです。いよいよ中国を体感する場面です。この服務員の人たちパスポート、チケット、本人の顔を何度確認すればすむのだろう。一人当たり非常に時間をかけるのです。(そうです!ここはアジアでした。急いではいけないのです。)この先の手荷物検査はすごいですよ。金属探知ゲートをくぐり、台の上に載ると肩から胸、背、腹、腿、膝、脛から腕を女性官がべたべたびっしり押さえて触るのだ。(じつに漢字の国らしい)サービスでシャツまくって臍(へそ)まで見せてやったよ。(ウィンク!!)上着は当然脱いでX線へ流します。入国する訳ではないのですからもっと簡単に済ませても良いような気がしますが、外国人なんて犬に喰われてしまえって程信用しない中国公民ですのでこれも仕方ありません。・・・