今日は「京介らしい仕事」をした。

来月、某大学(・・・付属専門学校)の講義の助手を頼まれていたのだ。専門外の講義だが、住宅改修関連部分のみを専門家として担当させて頂いている。(まさに助教授!?)自分とたいして変わらない風貌の兄ちゃん姉ちゃんの前に立つのは正直苦手である。
空間の魔術師(ビフォー・アフターで多い建築家の呼称)ではないので何が専門家だか分からないが、設計屋の初歩的な知識を披露するくらいである。講義内容の確認、タイムスケジュールの検討、配布する資料の下準備の打ち合わせをした。

インド日記つづき

窮屈な体勢でおしりが痛くなり、身体の移動を繰り返すので安眠できません。たまにヤンキー座りをすると腰が楽です。(うんちんぐスタイルのこと)
暗い機内で中国らしい映画を上映しています。当然吹き替えなどないのでイヤホンをせず映像だけを眺めていました。時間経過の長い物語で、しまいにはお決まりの悪役日本軍の姿も登場しています。歴史ものですが、ある女性の波乱にとんだ人生みたいなものだったようです。チャン・ツィーに似た女優さんでした。(本人かな?)
映画も終わる頃ようやく降下を始めました。昨日の起床時刻から24時間が過ぎる長い長い一日でした。1時40分、インディラ・ガンディー国際空港に着陸しました。インドへ到着です。よ〜く考えると日本時間は4時10分です。すでに夜明けです。(まったくお疲れ様です)
空港ではなかなか荷物が姿を見せず、その後港内の銀行で両替え(レートが悪く手数料をたっぷりとられた)をし、結局迎えのガイド、アロクさんに会ったのは午前3時でした。ガイドさんは二時間程待ったそうです。深夜ですが空港の出口付近は人でごった返しています。ツアーではないフリーの客を争奪するタクシーやリクシャーの運転手たちです。インドへ来た雰囲気が一気に増します。流れに遅れるをすぐに声をかけられます。インドの地へついた感じです。
真夜中、迎えの車でデリー市内へ向います。3時40分ホテル着、当然ですが玄関も真っ暗です。ところがドアマンはドア越しの椅子で寝ています。ノックをすると直ぐに起きて開けてくれました。カーストの低い職業なのでしょうか、ドア付近に住み込みのようです。
3時50分部屋に落ち着きます。今さら眠くありません。とりあえずとシャワーを浴びますが、お湯がなかなか出てきません。浴槽内の大きなプラスチックの桶と手桶は何?たぶん水を大切に使うために貯めて使えってことね。やはりバスタブに浸かりたいので桶を出し、バスソープを垂らしながら(ちょいとお洒落に)リラックスタイム〜と行きたいところだが、なんか落ち着かない。湯もぬるいし、ササッと洗髪をし、パっと入浴を済ませた。夜中の世界でまだインドの実感が沸きません。ダブルベッド(野郎同士で?)の端に横になってみます。もう朝だよ!これで一泊料金はないよな〜。
6時になったので4階の食堂へ行ってみた。何もなかった・・。係員の姿も朝食の用意もない。フロントに訊いてみると早々担当に指示したらしく、「OK」のサイン。誰もいない食堂で待つ。ボーイらしき男が「日本人なんでこんなに早いんだよ」って顔をしながらトースターを運んできた。トーストを用意し、スイッチの具合が悪いのかカチャカチャいじっていた。(大丈夫かこいつ)このトーストじつに薄いのだ。厚さ6ミリ程だから4枚食べて標準量らしい。薄焼きのオムレツも出てきた。コーヒーを入れ、シンプルな朝食となった。後で分かるがこれがインドの定番の朝食なのである。
外は暗く、まだ陽は出ていません。ここはインド、西の国の朝は遅いようです。
ねむいのか眠くないのか、うまいのか美味くないのか全てがあいまいで、存在感の薄いインド初日の始まりであった。・・・
インドへも直行便で来ればこんなに遅くなることはありません。お金で時間を大切にするか、経由地での体験をオプショナルツアーとして楽しむかは自由です。(表示時刻は現地時間です)・・・