体育祭

 今日は今年最初の体育会系行事、市の体育祭です。
陸上100mと幅跳びにエントリーします。・・・Go!

インド日記つづき

11時10分、ここはブッダが初めて説法をした所として、仏教徒の聖地の一つだ。ブッダ・ガヤーで悟りを得たブッダは、それを胸に秘めつつ長い道を歩きバラナシを目指した。そして街郊外の鹿野苑サールナート)に着いた。共に修行した五人と森に住む鹿たちに心理を語った。この「言葉」になった教えがその後世界へと広まり、多くの人の心にしみ込んでいくことになる。仏教の始まりである。
車から降りるなり、いきなり物売りです。木彫りの象や仏像を500ルピーと言っている。
「いらない」
「お兄さん二つで500」
「しっし」手を振る。
「三つでいいよ」・・(?)
「・・・いったいいくらなんだよ!」ここは聖地だよな?(悪徳商売すな)
振り切って参道へ、ムールガンダ・クティー寺院。どこの国か分からない多国籍な雰囲気。不気味なブッダの人形があるから仏教の施設と分かるが、とくに何も訴えかけない世界だ。やはり靴を脱いで建物内へ、入口の売店に目が止まる。(壁はブッダの生涯を描いた壁画ばかりで面白くない)
各国語で書かれたバラナシの町の紹介本やら、白檀や紫檀の数珠、仏像などのみやげ品が並びます。入口の男が声を上げたかと思うと外へ出ることになった。11時半、閉店時間だそうだ。なんとも商売っ気のない。お客より休み時間を優先するとは・・・、広々とした芝生の中には一際目を引くダメーク・ストゥーパという巨大な円筒形のお墓もあるが、なぜかこの地は仏教の国から来たからなのか(関係ないない)遺跡としてはなんかピンと来ない。(たしかにインドでは仏教は少数派なのだが)サールナートはこれで切り上げホテルへ向うことにした。10km程先のバラナシの町へ戻る。
この町は凄まじかった。街中へ入ると車が動かなくなった。道路などの社会整備に対して人や車の数が多過ぎるのだ。渋滞というより飽和状態と言うべきか。クラクションの洪水、軽自動車にも大人が10人位乗っている。(みんな小柄なのか)オートリクシャーにも6、7人乗ってる。幌付きのジープがすれ違うと中には姿を隠すようにサリーを着た美女が数人すし詰めで乗ってる。街中ぎゅうぎゅう詰め、ドアミラーが無いのも理解できた。ミラーなど出しておくと無くなってしまうのだ!車と車の距離は10cm程。だからミラーを畳んだ車が多い。現地のスズキ車などは最初からミラーなし仕様だ。「すごい!」周り中の人間から視線を送られ、笑顔も引きつります。(オジャマステー)
それとバラナシの町で感じるのは牛だ。街でも道路でもそこらじゅうに「のら牛」だ。飼い牛でないため完全に風景に溶け込んでいる。とはいえこいつら宗教で守られていることをいいことにやりたい放題である。道の真ん中にでんと座り込み、通せん坊も知らん顔、ゴミなんか散らかし放題で小便ウンコもたれ流しである。
ヒンドゥー教は牛を食べない。これはヒンドゥーの神シヴァの乗り物であるナンディーが白い牛であり、牛は「聖なる動物」として崇めているからなのである。・・・だからといって・・・、街が汚いのは牛を野放しにしているのが原因の一つとも思えるが、インドへ来たとまた一段と感じる環境である。(インドの中のインド、ベナレス恐るべし)・・・