シルバーウィーク

今日から秋の連休。でもなぜシルバー?ゴールデンに対してシルバーンではないの?表現を統一してほしいな〜。なんかシルバーウィークではお年寄り又は身体の不自由な人のための週間みたい。いっそのことユニバーサルウィークとでもしてしまったほうが全ての人のための休日で都合が良いような。うまいネーミングでしょ!
(シルバーは・・・黄金期の次という意味だろうが・・・芸がないよな。

インド日記つづき

アーグラは大理石の町で、そこら中石材のみやげ屋が並んでいる。お決まりのように僕らも大理石の店へ連れていかれました。「高級店の決まり覚えてます?」まず入口に職人さんの作業風景を見せる部屋があります。次に日本語のうまい男が商品の造られ方を説明します。(これで決まりです)
大理石のモザイクは各色の石をデザインしたピースに削り出し、その形状に台座となる石版に同形の溝を彫ります。このピースに接着剤を付けて嵌め込んで絵柄を作るというじつに手間の掛かる地道な作業です。建築に使われているモザイクはその面積を考えると気の遠くなる程の膨大な仕事量となります。こんな建築をつくる方も、造らせる方も桁はずれの根性とパワーがあったものと考えられるも、比較想像すら出来ない世界です。
このような思いを馳せるプロローグの後、商品の並ぶ部屋へ案内されます。大理石の正規品と紛い品との違いの説明や、大理石は光を透すことなどの仕様説明が続いた後、ここで購入しても搬送中割れないように完全包装しますと抜かりがない。いくら説明されても重い石の板などみやげにはなりません。しかも桁はずれの価格帯のものです。こんなところは博物館をさして変わりません。
相方は木彫りの仏像の交渉をしているようでしたが、いつ売れるか分からない代物ですから数倍にふっかけてあるはずです。小さなシヴァ像が150ドルです。「いいとこ50だな」ラストプライスを80と言っているので他人事ながら席を立ちました。ほとんど同じものを露店では20ドル位で売っているのに・・別に買う気はないので不服に思う必要もない訳で、ツアーコースお決まりの店に寄るのもごく茶めし事で必要なことでもあります。(なにむかついてんだろ)なかなか自由な店に入れないのがツアーの欠点です。(その分旅費が安いのです)
午後の観光を終えホテルへ、ほぼ同時に女性陣も帰還していました。お腹の具合はどうでしょうか。相方は早速パワー(気)を送ってあげると意気込んでいます。この先生女性に声を掛けることに関して才があるようです。
「お腹の具合はどう?パワーを送ってあげるよ」とお腹の辺りで手を振ったり、頭の上に手をかざし瞑想を繰り返しています。「気」というのは本人がその気になればパワーを共有し、感じることが出来るそうです。端から信用しない人にはパワーが届かないとの事ですが、臓器や身体のつくりの博識を披露されるとそれだけで信用してしまいますが、顔色が良くなってきました。細菌によるものではなく、疲れからくる胃腸障害と判断したようです。(後は手を洗い水を飲んで下さい。身体から毒素が出ますよ)
さらに足つぼマッサージから骨盤矯正まで施していました。(女性の扱いをご教授下さい)
「あの〜僕もここ数日便秘で腹の調子が良くないのですが、」続いて僕にも足マッサージをしてくれるのかと思いきや、「土踏まずのところをこぶしでグリグリするといいよ」(・・・、)
なるほど「男は自分でやりなさい!」のようです。・・・