台風本番

だが、空が厚い灰色の雲に覆われているくらいで雨も風も少ない。肩透かしと言っては失礼だが、それともARASHIの前の静けさなのか?それとも目の中?(なわけない)学校も休み、鉄道も止まってる、街も空いてる。たまに陽射しもある。やけに静かなのが反って不気味なのだが・・・、
こんな日の現場担当は耐風対策に出回っているため忙しい。予定していた会議がキャンセルとなった。ということは用意していた菓子は独り占め。
(甘いものは好きじゃなかったんだけど・・・、

インド日記つづき

 2月22日 帰国
エア・チャイナのカウンターでチェックインですが、はたして相方のみやげ袋は機内の手荷物には出来ませんでした。(やはり!)
「こんな袋、トランク扱いじゃ絶対届かねーよ」相方は嘆いていました。少々みやげを買い過ぎました。僕の用意していた袋(カンボジアのみやげバッグがぱんぱん)も貸し出し、二人分に分けましたが、機内持ち込みには大き過ぎたようです。
愛想のない中国女性ですからよほど語学が堪能でないと反論も出来ません。(諦めましょう)
素直に手荷物検査へ進みます。ここはインド、相変わらずのお役所仕事は旧社会党牛歩戦術のようにじつに怠慢的な作業姿勢です。
エア・チャイナのカウンターで荷物タグをくれなかったので検査員がタグを付けてくれたが、クレームを言われた。(俺が悪いんかい?姉ちゃんがくれなかっただよ!)
「ソーリー」(直ぐに出る英語はこれか。いかんな日本人は)
どうやら手荷物にタグ(チェックイン済みの札)を付けて検査員の判(中身の確認印)をもらわないと飛行機に乗れないようです。その後出国カードを記入し、税関のチェックへ進む。ここまで30分ちょいかかりました。
1時15分、搭乗ゲート前の待ち合い席は満席です。こんな時間なのに皆さん元気です。北京行きなのでほとんど中国の方です。まだ2時間もあります。(たぶんもっと延びるでしょう)
   *
2時40分、搭乗時刻は過ぎましたがモニターには何の表示もありません。(・・・、)ようは遅れているということです。(茶めし事です)
キャビンスタッフも待たされているところを見るとまだのようです。待ち合い席で行きの飛行機で出会った夫妻に再会しました。フリーで旅行された人たちです。
「こんばんわ」
「よくぞご無事で」
「インドはどうでしたか?」
「・・・、」
あまり良い反応ではありません。
どうやらご主人は腹を壊し、奥様は風邪を引いてしまったとの事です。
ようするに楽しめなかったということでしょう。僕らの、列車でガンジス河の町へ行ってきた話は羨ましそうに聞いてくれました。アイスクリームに中ったらしいです。(定番ですね)
僕らはガイドが敷いてくれた路線を通ってきただけなので被害に会わなかったとも言えますが、インドは慣れてこないとフリーの旅は難しいようです。
3時00分、離陸時刻になっても搭乗案内はありません。(・・・、)
(急いではいけません!ここはインドですから)
   *
3時15分になりようやくゲートが開き搭乗開始となりました。
3時30分、座席に落ち着きますが、離陸する気配はありません。
うとうとした頃、ようやく動き始めました。時計を見ると4時20分です。(もう何時でもいい)
完全に2月22日の日曜日になっています。
夜が明ける頃、ようやく一週間お世話になったインドを離れます。インドは着くも発つも「暁」でした。まさに「暁の寺」の国でした。
とりあえずおやすみです。まだこれから五時間半程のフライトです。
さすがに寝ました。朝食を食べましたが覚えていません。・・・