水曜日の怪

範疇論(はんちゅうろん)又は範疇論科学という「分野」があるらしい。(アリストテレスの範疇論が有名)非常に説明しにくいのだが、世の中全てのものは「全てのモノ」に含まれる(〜の範疇に含まれるというふうに使われる言葉)という哲学的な考察。物や人間や宇宙など、神を含めて一つの成り立ちがあり、全てその「範疇にある」こと、必然性や偶然性を研究する、いわば宗教的な学問ともいえる。人間は神の子であるので、「今の人」が「過去の人」の生まれ変わりはもちろん、この世では時空を越えて「未来の人」が紛れ込んでいる場合もある。例えば、仏陀(釈迦)は過去の人だが、「OR(誰)」は同一人物ともいえるらしい。・・・正直よく理解していないので全くもってうまく説明出来ないが、「水曜日の会」でこの分野の研究者によく会うのである。肩書きは「カテゴリスト」という。失礼ながらいつも「ながら聞き」なのでなかなか信者にはなれないのだが、全く興味のない分野でもない。(二重否定という回りくどい言い方は到底肯定しているといえないが)会の参加者も内容なだけにキャラクターも濃いのだ。(自分も含めて・・・俺も範疇か?)各自の生活に潜む出来事も全て範疇内のことであり、物事には全て原因があると捉えられる。(・・・?)
(このように自分勝手な怪しい範疇論が飛び交う水曜日である。