節分

今日は節分ですね。節分は本来、季節の移り変わる時の意味で、立春立夏立秋立冬の前日を指していたようです。特にこの季節は一年の初めと考えられることから、次第に「節分」と云えば春の節分を指すようになっていきました。立春を新年と考えれば、節分は大晦日にあたり、前年の邪気を祓うという意味をこめて追儺(ついな)の行事が行われ、その一つが「豆まき」です。(節分豆大好きなんですよ。蒸かしたものではなく、炒ったものが特にうまい。鬼は〜外!
そう、節分と云えば、奈良の春日大社世界遺産)の万燈籠に灯が入る日ですね。約800年前から行われてきた伝統行事で、境内の3000基の燈籠が点されます。石灯籠が整然と並ぶ二の鳥居から神苑付近、そして釣燈籠が行儀よく並ぶ朱塗りの回廊はまさに王朝絵巻を観るようです。
この赤く染まる列柱回廊に小さな釣鐘のように並ぶ灯篭は、神秘的で幽玄な陰影をつくりだし、なぜか横溝正史の世界を彷彿させる匂いがあります。(獄門島でしたっけ、
この万燈籠、8月のお盆(14日、15日)も点されます。
(鰯を食べて福豆食べよう。福は〜内!