屋根裏部屋

とは、天井とその上の屋根との間の空間(三角の部分)を部屋としたもので、屋根のことを「小屋(こや)」と呼ぶことから「小屋裏部屋」とも云う。この言葉(室名)は当然ながら「暗」や「秘密」・「隠し部屋」といった響きがあり、ミステリのタイトルにも使われているが、屋根裏部屋が登場してくるものの一つに、「サツキとメイの家」がありますね。父タツオの書斎部屋の上。
縁側に続く廊下の途中に、ひと目見ただけでは気づかない「秘密の板戸」がある。左右に渡した細い木を横へずらすと戸が開く。すると屋根裏部屋へ上がる狭くて急な階段が現れる。(この入口を周囲に同化させ隠しているところがニクイ)斜めに張った板に、踏み板を等間隔に付けた昔ながらのハシゴのような階段。「大工さんが実際にドングリを転がしてみたそうです」。屋根裏部屋は静かで、窓から差し込む光だけが頼りの薄暗い空間。映画では板張りの壁のすき間にメイが指を入れた途端、真っ黒な生き物「ススワタリ」が一斉に飛び出すシーンがありましたが、それとそっくりの「すき間」もしっかり再現されています。部屋の大きさは幅3m、奥行きが4m程、洋館の三角屋根の内側だから、大人は天井に頭をぶつけそうだが、子供には広々した部屋に見えるかもしれない。しかし残念ながら、この部屋に登る階段は急で、子供が上り下りするには危険なため、「屋根裏部屋」は公開されていません。
(マックロクロスケの棲み家なので静かにしておいて下さい。ってことですね。(トロル