長崎の支部

「ある外国人」とくれば・・・、
長崎のグラバー邸は日本最古の木造洋館です。その門に付けられた「コンパスと矩定規」のマーク。(今は取り外されている)現在は長崎市の所有ですが、以前は三菱で、さらには岩崎弥太郎率いる土佐商会、さらにリンガー商会からグラバー商会となにやら「龍馬」に近づいてゆきます。
この洋館には天井裏に「隠し部屋」があり、ここで桂小五郎木戸孝允)、五代友厚高杉晋作らの「維新メンバー」と会談が持たれたと云われています。この秘密めいた建物は「ロッジ」を兼ねていたのでしょうか。住まいというより「サロン」めいたつくりで、「ベランダ」が周囲に取り付く「集会所」のような建物です。いかにもな擬洋風で、外国人宣教師などが好みそうな瓦葺きの木造建築です。
このトーマス・グラバーですが、あのテンプル騎士団が身を潜めた最果ての丘陵地、現在1200以上のロッジを抱えるメイソン国家、スコットランドの出身です。若干25歳でこの豪邸を建て、表向きは外国商人ですが、裏では倒幕を策し、武器の輸入、時の志士たちを英国へ送るなど近代統一国家化を推し進めました。龍馬の会社「亀山社中」も彼のダミー会社と云われていますし、船中八策も英国君主制度そのものです。(だからって?
(維新には「彼ら」が絡んでいるのでしょうか?またもや彼も「日本を立て直す降臨者」の一人だったのでしょうか。(英和辞典でロッジを引くと最後の項に秘密結社の支部とあります。