みんなで住む

これまで「建築家のつくる家」は、どちらかというと少人数家族やDINKS(子供を持たない共働き夫婦)向きなつくりのものが多かったように思う。しかし経済的な理由(親の家に転がり込む)ばかりでなく、「エコ」な考え方からも「住まいのシェア」は増えて行くのかもしれない。大家族にはフツウ「大きな家」が必要となるのだが、当然のごとくそれはあらゆる意味で非現実的である。(大きなモノは百害あって・・・だな
一人に一部屋を与えてしまってはいくら面積があっても足りない。やはり「建築的」に解決することになる。
蜂の巣を見てみよう。あの小さな家にたくさんの住人が棲んでいる。どこかで見たことありますね!カプセルホテル!(閉所好きや安宿嗜好の輩にはたまらない・・・、
「一人一部屋」ではなく、「一人一寝室」という「システム」を住まいに取り入れてみてはどうだろうか。例えば間口3間なら2階建てで16室は確保できる。このボリュームなら「普通サイズ」の家にも取り込めそうである。
家なんて寝泊まり出来ればよいと原始的に考えれば、「〜概念を捨てること」の一つにもなる。インドのように大家族で「小さく住む」ことがソフト面でのエコハウスと云えるのではないだろうか。
(このBeehive Houseとも呼べるプラン、絵を描いてみます。