二日目(後編)

一人で公園にいてもなかなか休まりませんね。また歩きますか。
ホーチミンのショッピングストリートと呼ばれる「ドンコイ通り」に足を延ばします。別に買い物に興味はありませんが、その近くにイスラームのモスクがあると聞いていたので、日陰での休憩所を期待し、ヴェトナムでの異空間を体験してみます。・・・というのは建て前で、その敷地内に評判のインドカレー屋があり、エネルギーの補給が目的でした。(・・・、好きだね。)
シクロ(自転車タクシー)も乗ってみたいのだが、インドのリクシャーと違って座席が前にあるので、事故の際の問題以前に、「乗った姿があまりかっこよくない」。ではバイクタクシーならどうかと云えば、メットに頭が入らない(・・・、)ではなくてメットが臭いのだ。(という話)
この辺りは高級ホテルが多く、建築鑑賞ツアーにもなる。シェラトン、カラベルなどをかわし、市民劇場脇を抜ける。ハイバーチュン通りへ移り、ビザの受け取りのため再び領事館へ向かいます。現地でビザを取ることも、バックパッカーの「仕様」ですので、一つクリアーです。
次は、明日のプノンペン行きのバスチケットの購入です。バックパッカーの旅は、アコモ(宿)と移動手段の入手が主な業務となります。ファングーラオ通り(旧安宿街)にある旅行社へ向かいます。
直線距離にして2km、さすがに歩く元気がないので、ダメもとでバイクタクシーを利用してみようと思います。街中にゴロゴロしていますので、「選ぶ」つもりでしたがめんどいので、一番最初に声を掛けてきたやつに賭けてみます。(・・・、さっそくです)通りの反対の角で「お兄さん乗る〜(日本語かよ)」(やっぱり俺日本人丸出しなのか)チャレンジです。浅黒いインド人風な男です。地図を手に「ファングーラオ・ストリートまで」(分かるかな・・・、)
「フィフリサウザンドン」。「5万ドン?」(ほ〜らきた)、道のりにしても3kmはないはずだから「テンサウザンドンO.K?」、「ノーノ」、(・・・無理か?)、「じゃノーサンキューだ。バイバイ!」。「お兄さん1ドルO.Kね」、(1ドル?1万ドンより高いじゃねーか)、(・・・こいつほんとにインド人かも)
ま〜いいや「O.K、O.K」。窮屈なメットをかぶり(臭くない)親父に抱きつく(・・・、)でも楽ちんです。
さっそうと走りますが、ちょいとアドレナリンが放出されます。結構飛ばします。何度かバイクの大群にまみれながら、あっという間に目的地近くの緑地帯手前に到着です。(仕事きっちりです)「ストップ、タンキュー」ドルで払いました。「次はどこ行く」と「友達」にされそうでしたが、宿に近いので丁重にお断りです。「カムオン!(ありがとう)」
サイゴンパッセンジャー・トランスポート・カンパニー」(長、)で明日の6時発のチケットを購入し、(12$)また一つクリアーです。(明日このバス停から出発です)
帰り道、「フォー24」でフォー・ボー(レア牛肉入)を頂き、カオスな街をトボトボ、(今日は歩いたな〜)ホテル近くのコンビニで水とビール(333)を買い、宿へ戻りました。
(おやすみなさい。明日は魅惑のカンボジアです。