三日目(前編)

4時起床。洗髪をし、頂いておいたフランスパン(ソフトバター付き)と手持ちのゼリー(プロテイン)で朝食を済ませ、荷物のパッキングです。宿泊料は払ってあるのでキー返却のみのチェックアウト。5時30分、三日目のスタートです。
バススタンドには既に欧米人の姿が見えます。(何が入っているのか巨大なバックパックのペアの声がでかい。行商か?)「グッモーニン!」半分ほど席が埋まり(ほとんど欧米化!)出発です。8月革命通りへ出て、一路国境を目指します。(よっしゃ〜!(朝から気合です。
しばらく走ると喧騒な風景が消え、広大は田畑の続く一本道となり、脳裏に残るカンボジアの風景と重なります。(ノスタルジックに表現してますが、地続きなので当たり前です)ほどよい揺れでついウトウトします。・・・・
1時間少々走ったでしょうか、「クチ」という町に到着です。というかトイレ休憩です。ここは「地下トンネルの町」として有名です。ヴェトナム戦争アメリカの爆撃に対し、ゲリラ戦法で対抗した解放軍が、地下に総延長250kmにも及ぶ地下トンネルをつくりました。現在その一部が公開されています。この地の詳細はまた別の機会に。
よく分かりませんが旅人が二人乗車してきました。(体格のよいあまり見たくない露出度大の英語圏のご婦人方です)・・・さてと、ハナではなくクチを出て、さらに北西に進路をとります。この辺りは緑も深く、辺境の地へ近づいていることを実感できます。
またまた1時間弱過ぎた頃、タイニン(カオダイ教の町)への道に別れを告げ、8時30分、国境の町「モックバイ」へ到着です。
いよいよヴェトナム出国です。ゲート前のイミグレーションオフィスで手続きをします。といってもパスポートと入国時の出国カードの提示だけで無事通過です。建物を出てゲートから先は歩くそうです。「歩いて国境越え」です。100m程先にゲートがあり、「カンボジア」が見えます。が、途中に「国境線」がある訳ではありません。しいて云えばゲート間の100m地帯が「線の幅」ということです。考えていたような「一歩」では越えられません。(・・・、
(短編ですが、カンボジア入国は明日にします・・・。