四日目(前編)

7時、セントラルマーケット近くのバス停から出発です。「Siem Reap」と表示された大型バスです。車内は今回も欧米化ですが・・、現地人らしき人も乗っています。七割程度の乗車でしょうか。
国道5号線をトンレサップ川に沿って北上します。ヴェトナムと道路は似たり寄ったりですが、赤土(埃)が路面を覆っています。「アジアのバス仕様」に従い、速度も上がります。(そんなに飛ばさなくても・・・、
途中から6号線に入り、緑の中からキリンでも顔を出しそうなサバンナというか、視野の広い開拓時代の(知ってるのか)アメリカの幌馬車が似合うような一本道です。二度トイレや食事休憩があり、5時間を過ぎる頃(・・・、)欄干がナーガ(蛇神)となっている橋を渡りました。いよいよクメール遺跡の点在する町へ入ります。道も良くなり(今回事業仕分けで削減されましたが、日本のお金がかなり注ぎ込まれています)、午後1時前、「シェムリアップ」に到着です。アンコール・ワットの町です。さすが観光客だらけです。日本語の描かれたツアーバスも見えます。懐かしいです。5年振りですか。前回はツアーで空から入ったので、近い感じがしましたが、さすがに隣国から陸路で来ると、「辿りついた」感じです。(あの娘いるかな(誰!
・・・早速、今日の宿です。街の中心部国道6号線沿いには、日本人好みのゲストハウスが集中しています。一大観光地だけあり、カオスな安宿街はありませんが、やはり耳にする「通な宿」をあたりたいと思います。「チェンラー」か「タケオ」ですが、チェンラーはシングルが満室だったので、タケオに。1泊8$。ここは全くの日本人仕様で、あちこちに日本語が飛び交っています。古くなった和書もたくさん置いてあります。(多くの旅人が利用したんでしょうね)食堂のメニューもカレーやオムレツなど日本風洋食も並んでいます。本来のバックパッカーならドミトリー(相部屋一人2$)なのでしょうが、長時間相部屋のようなバスに乗ってきたので、休むには個室です。午後の休憩に入ります。(バスってのは腰にきます。
(つづく、