9坪で考える

雨。昨日より10℃程も気温が下がってしまった。せっかくアジア熱を患っていたのに、やはり旅の後遺症は1週間くらいで消えるようになっているんですね。
昨日の「お金を掛けない家」のつづきになりますが、常識的(≒物理的)に「小さく住む」ことが出来れば、コストは抑えられそうです。環境対策本にも住まいのダウンサイジングで、Co2排出を何%か削減できると書かれている。(これが目的ではないが、)インドなんかも小さな家(日本の標準的な家より小さい)に信じられない程の人数で住んでいる。(・・・、)
サイズ(大きさ)に関しては「常識」を捨て、「物をきちんと整理して引き出しにしまうように」人間も空間を整理してみると、存外無駄な「空気(余っている空間)」が多いことに気が付くはずである。「もっと家は小さくてもよい」(あくまでお金をかけないというもとでの話ですが・・、)
昔から狭小住宅(きょうしょうじゅうたく)というと「9坪ハウス」が引き合いに出されるが、家族の住まいとして、限界的な面積ではある。(もちろんもっと小さくすることも好き好きだが・・、)この「9坪」が一つの指標にはなっているようだ。
ではこの9坪をベースにして、如何に広く、如何に快適に、如何にプライバシーを確保を求めて、「ハコ」をデザインしてみよう。9坪(≒5.5m×5.5m)の2階建てで延べ18坪を4人でシェアする家。1階を生活スペース、2階をプライベートスペース(アジアの安宿のような個室)。じつはこの家には、この部屋が重要で、睡眠以外の生理現象を除いた行為を全て行う、「パーソナルハウス」として位置づけています。「個のテリトリーの確保」ですね。部屋名でいえば、寝室、書斎、収納を一つにしたものであり、小ささから生まれるデザインの一つです。もちろん、小さいながらも空間を広げるため、「吹き抜け」はかかせません。・・・他には・・・、、、、、、、
(とりあえず模型から作ってみましょう。