色の与える影響

人は色次第で心が病んだり、元気を失ったり、悪いイメージが浮かびやすくなったり、その逆にやる気が湧いたり、優しくなったり、気力や集中力が高まったりします。色は人の心に大きな影響を持っています。心に悩みを持っていると、黒い色やグレーの色が目に入ってくる場にいることで、より暗い考えを助長することになるとも云われます。
可視光線の周波数は380ナノメートルの紫から青紫、青、緑、黄、橙、780ナノメートルの赤までです。赤や橙系はやる気や行動力、実行力を高め、黄色は好奇心や向上心、夢や希望をイメージしやすく、緑は調和、バランス、平和、人との協調力を高め、青は感情のコントロール、理解力を高めます。青紫は孤独や気品に関わる感情を高め、紫は霊的なもののイメージを高めます。黒から白は無彩色といい、色は光であり、光がなければ色は存在しません。(暗がりで分かるのは白から黒の段階だけです)
赤いりんごは、赤の色を反射し他の色を吸収するので赤く、白い色は全ての色を反射した色です。白い壁紙は室内にいると落ち着きを失いやすいと云われ、(!今ほとんどの家が白化しているが、、だから最近の子供は落ち着きがないのか、、、建築家の家に多いですね(・・・、))一方黒は全ての色を吸収します。心理的には黒は暖色、白は寒色。無彩色の白、灰、黒はネガティブな心理を表現します。血圧や脈拍をみても、赤から黄色にかけて上昇・増加し、緑から黒に向かって低下・減少します。桃色などは鎮静の効果があり、海外の刑務所では、独房に桃色(バブルガム・ピンク)が使われるようになり、暴力行為や攻撃的行為が減少したと云います。(建築医学の進んだ米国の報告です)
(色の部屋というと「虚無への供物」が思い浮かびますね。