香りの影響

ストレスは脳にダメージを与えると云われ、中でも「大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)」というところが、傷められることが、MR.BRAIN(いつのドラマ?)によって判ってきました。(ヴァン・ヘイレンのJUMPが流れてきそうですが、
大脳辺縁系は「脳の発電所」と云われ、食欲や衝動、感情、気力などを作り出して、人間を行動へ駆り立てています。
五感の中では、嗅覚だけが大脳辺縁系と直接つながっていて、それゆえ「匂い・香り」が最も脳に影響を与えると云えます。他の四感、視覚、聴覚、触覚、味覚は、一度大脳新皮質に入ってからでないと、大脳辺縁系に伝わらないため、見たり、聞いたり、触ったり、味わったりすることは、一度理性で考える余地があるのです。(味覚はある程度、嗅覚に近いですが、、
嗅覚は眠っているときも働いています。太古より人間は寝ていても、外敵に襲われないように、一つだけ「感じるところ」を残したと云われますが、嗅覚だけは休みなく働いているという訳です。この直接「発電所」へ影響を与える「匂い」は自律神経などにも大きく作用し、ホルモンや免疫機能にも影響を及ぼすので、「香りにより」ストレスとなるのです。(発電力を低下させる)
香りの影響として、「アロマテラピー」という言葉がありますが、通常「リラックス」や「癒し」をイメージします。しかし、本来香りは「やる気(ドーパミンを分泌させ士気を高める)」に強く関わっていて、創造力などに影響を与えると云われます。アロマテラピーに多いのは「柑橘系」で、これは鎮静作用があり、精神を集中させる(落ち着かせる)効果があることは周知のことと思います。
(レモンやグレープフルーツの香りのする「ピンク色の部屋」なら、さぞかし勉強が出来そうですね・・・。