オレンジの壁

オレンジ(橙)という色は、やる気や行動力を表す「赤」と好奇心や向上心、希望をイメージする「黄色」との中間に位置していて、「やる気を起こす向上心」と訳すことができます。
この「オレンジ」、マーケットの果物売り場などをイメージする色(オレンジが売られているからだが、、)で、購買欲を高める効果があると云われます。この「好奇心」を「行動力」に変える明るい色は、「実行力」すなわち「人が動く力」を持っているのです。リラクゼーション空間や、リゾート施設をイメージする色でもあり、まさにトロピカルドリンクのごとく甘さと酸味を持ち合わせているのです。
僕の場合、実際に「色やデザインの乏しい子供の出て行った夫婦のみの家」をリモデルした際、玄関から居間にかけての壁を「強めのオレンジ」にしました。(室内の雰囲気は一変!(デザインを変えたので当たり前です。
その後、この家になにが起きたかというと、出先の娘さんが三人の子供を引き連れて同居することになり、そこへ「新たなご主人」も同居することになり、、「あき」のあった住まいは「定員オーバー」となってしまいました。これが良かったかどうかは別にして、やはりオレンジは人を動かす(引き付ける)パワーがあるようです。(偶然とは思っていますが、、
医学の世界では、「癌を抑制する色」とされており、このことは「脳に心地よい刺激」を与えるということであり、「身体に良さそう」という無意識な視覚伝達が、「人を呼ぶ」ことにつながったのであろうか。(たしかに何かしたくなるポジティブな色ではあります。
(さっそくオレンジに塗ってみましょう。