坪庭の木

敷地には「建ペイ率」といって、建てられる面積(建築面積)の限度が決まっています。一般的な住宅地なら60%が多く、残りの40%は空き地にしなければなりません。これはどんな小さな敷地にも適用されるので、この「空き地」をどう使うかです。駐車場もよいですが、「小さな家」こそ「木」を植えたいですね。以下に小さな土地(坪庭)に似合う木をいくつか・・・。
「シャラノキ」別名ナツツバキと呼ばれ、夏にツバキに似た白い花が咲く。樹皮はツルツル、百日紅さるすべり)に似ていて平滑な樹肌である。シャラノキの花は、花が散るときツバキのように首根っこからポロっと落ちるので、(生首?)忌み嫌う人もいるが、夏に花をつける庭木は少ないので人気がある。また市場によく出回っているし、価格も比較的安い。(高さ6m程になる落葉広葉樹)
シャラノキによく似た木に、「ヒメシャラ」がある。樹形、樹皮とも似ていて、花がやや小さく、葉も少し細長く、花は下向きに咲く。ヒメシャラのほうが全体的に繊細なので、より好まれるが、西日(夏の暑さ)に弱い点がある。価格もナツツバキより高価である。
庭木としてよいのは、株立ち(根元から数本に分かれた幹)姿で、枝ぶりも繊細なものが良い。この種のスタイルの木として、ヤマボウシもある。名の通り「山の木」で、剪定などせず、自然のままが美しい木である。日本人好みのアメリハナミズキと同じ仲間で、花はハナミズキと似ている。花弁はハナミズキより細く可憐で、別名「ジャパニーズハナミズキ」とも呼ばれる。6月頃白い花をつけ、花が散ると小さな実をつける。秋には葉が紅葉する頃実も赤くなり、鳥がついばみに来る。(癒されますね〜・・・糞はいらないよ。
(庭にはやっぱり「山の木」がいい。コナラ、ヤマモミジ、エゴ、ナナカマドなどなど・・・