エゴポイント

「省エネ機器」は「消費エネルギー全体の削減」にはなりそうもありませんね。
ブラウン管テレビと液晶テレビを比較すると、液晶の方が当然消費電力は小さいです。しかしそれは画面の大きさの同じものを比較した場合のことで、液晶とはいえ大きさとともに消費電力は大きくなります。(特に42型を境に↑)しかも液晶テレビに買い換える方の大半は、それを機に、以前より一回りも二回りも大きいサイズを購入しているのではないでしょうか。結果「買い換えをする」ことで、実は国の消費電力を増やしているのです。
そこへ来て「エコポイント」なる、「京都議定書達成不可間際キャンペーン」というか「夏休み末の宿題一夜漬け」の如くの目先のばらまき制度だが、、これまた一番ポイントの高いのが、お金持ちが買う46型以上の地デジ対応テレビときている。消費電力の高い大型のものほどポイントが高いのである。逆に中型、小型(庶民むけ)に誘導するポイント制なら理解できるが、省エネよりも販売増進策としか思えない。「エコ」とはまったく縁のないものである。(エコという名を借りた景気対策というわけです。(それもよいか・・・、
これは減税、補助金といって「新車」を買わせるのと同じで、特にハイブリッド車のような「排出ガスは小さく見えるが、製造段階でガソリン車以上の化石燃料を使い、Co2を排出している車」を勧めるのと似ていますね。家づくりにも「エコポイント」って、、これも販売不振の建材業界への救済措置です。
この省エネ機器は何よりも企業の販売促進のためのものであり、まして省エネ機器への税制優遇措置などで転換を促進しようとすることは、結局納税者の負担でそれを行うということなのです。(国を動かすには、国民の義務が必要です。国家として当たり前のことですが・・・、(ルイ王朝と変らないww
(国民にはスイッチをこまめに切らせておいて、「天」はエゴ収入で浪費ばかり、Co2など減る訳ない、、