デンマークの塔

今日は朝からテンションが高いというか、「be excited」だったと思います。「直接狙いにいった、ゴーーーーーーール!」(何度見てもいいですね)
それではデンマークの有名建築を一つ。コペンハーゲン郊外にある「グルントヴィ教会」です。デンマークツアーにはほとんど含まれる人気スポットですが、建築家「ピーター・ウィルヘルム・イエンセン・クリント」が、1913年にコンペで当選した設計案を息子が引継ぎ、1940年に完成した教会です。灰がかったクリーム色のレンガを段状に積んだファサードで、下の方は壁も柱も厚く、上に行くに従ってだんだん薄く鋭くなっている。表面はギザギザ、デコボコした「面芸術」で、立ちはだかる「ヌリカベ」のようである。このパイプオルガンのような縦ストライプ(唯一の開口部は笛の通気口を思わせる)の姿から「オルガン教会」とも呼ばれている。この上へ伸びる「ゴシック」は厳しさを漂わせているが、頂部に十字架などがないため、教会というより、「音楽ホール」又は「裁判所」です。(火葬場といったら失礼です)このギザギザの階段破風は、アムステルダム建築を彷彿もさせます。
この教会のもう一つの特徴は、設計者が周辺の住宅群も一緒に設計したことにあります。つまり都市計画も合わせて行ったので、周りにある住宅も教会と同様なギザギザ屋根(オランダ町屋風)のデザインとなっています。(ハウステンボスみたいです)
この教会、異様ともいえる(中世の牢獄)堅牢なつくりで、確実に悪霊などの侵入に対して万全を期しているようです。(壁にはしっかり糞尿飛ばしの孔があります(・・・、)設計者も一棟だけではあまりにもイメージが「強い」ので、周辺の町並みまでデザインすることにより、田園風景との調和を図ったと思えるのです。
(次はパラグアイですが、アフリカと思ったら南米にあるんですね。しかもブラジルとアルゼンチンを足して2で割ったような「強そう」なところにww